いぬ・ねこ・かえる

いぬ・ねこ・かえる

やがて足が出て手が出る。

文化人類学のS先生から「パン屋の裏に大発生しているよ」と教えられました。すぐに場所が分からずにエミュー周辺、4号館をグレートジャーニーしたのですが、あ、ここだったのですね。カエルの心を持った方がここにも生きていく場を与えてくださったのです。歌の影響で、手が出てから足が出ると思っている人が多いのですが、先に足が出て次に手が出ます。どんどんと成長中です。手も出た子どもたちが写真でわかりますでしょうか。写真はお皿ですくって短時間撮影しました。ご協力ありがとうございます。ヒキガエルの子ども時代は短いので、あとはしっぽがなくなると旅立ちます。偉大な旅に心から期待しています。S先生、ありがとうございます。...
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吉備大臣入唐絵巻を見るの巻

「早い目に行った方がいいよ。今度いつ見られるかわからないし」と友人に脅され、平日なら大丈夫だろうと、東博で開催されている「ボストン美術館展 日本美術の至宝」へ行ってきました。平日でもすでに凄いことになっていました。それでも、一列に並んで牛歩で、ガラスにへばりつくようにしてじっくり見てきました。吉備大臣入唐絵巻。楽しかった。へらへら笑えるくらい楽しかったです。夢に出てきそうな奇妙な楼閣は一度此の目で見てみたかったのでした。もう大満足。それからもう一つ、ずっと見たいと思っていたユリの木の花を見ました。東博の正面にある巨大なユリの木に花が咲いていました。ずっと見たかったユリの木の花。エドガー・アラン...
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東方の空

「さあ、行くか」と玄関に立った瞬間、稲光に続いて雷鳴それから、どーん!!という大きな音が。どーんって、どーんって何事!?と思いながら後ろを振り返ると、猫が泣きそうな顔をしながら階段を駆け下りてきた。「泣きそうな顔」というのは、ただでさえでかい目玉をさらにでかくして、腰を落としてヘコヘコと、それでも凄いスピードで真剣に慌てふためく猫の姿からくるイメージなのですが。稲光が走り、雷鳴が轟くたびに1階から2階へ、2階から1階へと、ひたすら走る猫。たぶん音と光が届かない安心安全な場所を探している。が、今此の時にそんな場所はないのだと言っても、猫はそんなこと知ったことではない。見ていられなくて、猫の隠れる...
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おたまじゃくし

5月1日現在の鷹の台キャンパスの日本画のお池のアズマヒキガエルのオタマジャクシの皆さんです。今年はアヒル池は魚が増えたためか、オタマジャクシは生まれませんでした。残念です。でもこちらは元気に育っています。まだ手足がでるまでには日数が必要ですが、成長を祈っています。鷹の台ではここ数年の建築ラッシュで、2号館カエル池合計3つがお取りつぶしになってしまい、学内の繁殖地がすくなくなっています。カエルのみなさんは、新しい池がほしいと考えているようです。そういえば、この本の表紙は、カエルさんですね。学内にはカエルをテーマにした造形ワークショップをおこなうという計画が秘密裏に進行しているそうです。たのしみで...
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仕込みシーズン

4月の大学は独特な活気にあふれています。慣れない1年生が文字通り右往左往、なにしろ人が多い。しかし、卒制シーズンの研ぎすまされたような空気ではなく、もっとぼわ〜んとした膨張感が漂っています。みんなが大きなバルーンに乗って動いているようなそんな錯覚をおぼえます。MAUPのある吉祥寺校は、通信教育課程の拠点なのでこうした空気の変化はほとんどありませんが、MAUP社内は文字通り仕込みシーズン。もくじ案と進行スケジュール案がとびかう一方、大学院修了制作集・通信卒制集・教員プロフィール追録の3点セットが例年通りにすすんでいます。そんななかで華やかなのが、この夏に発売になる手ぬぐい。某先生と某先生と某先生...
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花より団子?

春雷が鳴り、雨が上がった夕方、ハムコが「夏の匂いがする」と言った。詩的だ。おなかがすいた私はT取締役差し入れのカステラを食べていた。卵の匂いはするが詩的ではない。卵といえば、強引ですが、おもしろいアイスクリームを見つけました。土佐ジローという鶏の卵で作った卵アイス「たまぁるか」。ほかにも、高知産の牛乳で作ったミルクアイス「へんしも」とか。高知のイチゴで作ったアイス「ぜよ」とか。時々四国に行くのですが、まだ高知と徳島だけですが、四国って楽しいなぁと思います。とてもフレンドリー。それだけじゃなく、地元の産物でさまざまな特産品を作り、産業を育てているようで、地方都市の正しいありかたというのでしょうか...
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タイガース電車?

そろそろ季節が変わるかな、という天候が続きます。夕方から雷予報が出ているそうです。外の天気はたしかに怪しい。春雷が来るのかな。雷つながりでこんな電車を見つけました。雷様は虎のパンツでしょ。虎縞の電車です画面の中央に入るように撮ったつもりが、画面右に人影が映り込み「阪神タイガ」となってしまいましたが、トラファン凹山人へのお土産でござる。土佐くろしお鉄道の後免・奈半利線に安芸駅があります。タイガース春期キャンプでお馴染みの高知・安芸です。そんなわけでこの縦縞の電車が走っているわけです。ちなみに関西出身ですが、私はトラキチではございません。それでも大阪に住んでいた4年間、六甲おろしは至る所に鳴り響い...
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一週間おくれの啓蟄

啓蟄の朝、台所で蟻発見!!開けたばかりの「ブドウ糖5%溶液」20mlアンプルの切り口にしがみついていました(猫のためのブドウ糖です)。甘いものは見逃さない。さすがに啓蟄。さすが蟻。春がきたんだなぁと思います。啓蟄になると電話してくる変人もいて、「なんで啓蟄に電話してくるの」と聞くと、「むずむずするというか、血が騒ぐというか」という返事が戻ってきて、以来、その変人は「もののけ姫」と呼ばれています。一昨年までは、啓蟄に必ず庭のカエルが顔を出してました。そんな馬鹿なと思いながら啓蟄って凄いなと思ったものでした。去年の啓蟄にカエルは顔を出しませんでした。あれ?と思う間にあの大震災と原発の大惨事が起き、...
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くも・そら・らいおん

先日、はじめてskypeを体験しました。iChat(MacOSXに付属するソフトで、インターネットを使ったテレビ電話のようなもの。ざっくりいいすぎ?)よりもいいかも。ソフトを選ばず、距離を感じさせず、ちょっと前の衛星中継くらいな感覚でやりとりできて、すごい!便利なものは享受したい! となると、やはりcloudサービスがスムーズになる環境にしなくては。我が家のパソコンのOSをMacOSXLionにしなくては。夏にはMountainLionになるといいますし……。
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カエル泳いで春きたる

今月刊行、高橋陽一先生の『造形ワークショップを支えるファシリテータのちから』装幀ができあがりました!(あえて書影は掲載しませーん)装幀は、工藤強勝先生のデザイン実験室。挿画は『美術館のワークショップ』も担当された山岸彩乃さんです。このワークショップシリーズは「手」を意識してつくってきましたが、今回は異色。スーイスーイとカエルさんが泳いでいます。水面には波紋が現れます。この波紋はどんどん広がるワークショップ!楽しそうでしょ? というわけで、いま、ハムコはこの単行本と、『造形ファシリテーション能力獲得プログラム 2011年度報告書』が入稿直前で、もがいております。同時進行で通信教育課程の卒業制作の...