ひとりごと

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展覧会情報

東京地方、例年なら残暑厳しき折のはずが、夏の名残りはどこへやら。このまま、秋まっしぐらなのでしょうか。そんな中、どれも既に開催中、いくつかは終了間際ではありますが、展覧会を5つご紹介。まずは、『新版版画』の著者のお1人、渡邊洋先生が木版画の展覧会を開催中。地下の階段下のスペースを使った、インスタレーションも同時に展示中です。1.「渡邊洋展 
遠い空・赤い花・緑いろ」会場:巷房2(地下1F)東京都中央区銀座1-9-8奥野ビルTel03-3567-8727会期:9.4(月)-9.9(土) 時間:12:00-19:00/最終日-17:00巷房・階段下にても同時開催中画廊サイト→こちら同画廊の3階のス...
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夏休み:道東にて

東京地方、急に思い出したかのような猛暑。曇りと雨ばかりで大丈夫か、なんて心配したこともすっ飛んでげんなり。まあ今日がピークとのことなので、あきらめて夏らしさを満喫しますか。そんな中、先週末から今週頭にかけてお休みをいただき、エイト坊主の母親の郷里、道東へと行って参りました。硫黄山は硫黄の黄色がいつも以上に鮮やか。晴天に映えていました。久々に訪れた摩周湖も見事な景色を見せてくれました。霧の摩周湖といいますが、これまで100%見られている私は幸運?展望台にいつもいる野生のリスは姿が見えず残念に思っていると、帰り際に一匹だけ姿を見せてくれました。たまたま採取していた松の実をあげると無心に食べまくり。...
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「公開講座」参加者募集中

東京地方。夏の日射しはどこへいってしまったのか。猛暑が続くのもうんざりしますが、こんなに曇りや雨ばかりだと何だか不安になってきます。農作物なども大丈夫なのでしょうか?今日は、新しいスペースで開催されるムサビの公開講座のご紹介。この秋、今年度よりオープンした施設「三鷹ルーム」で教養系を中心とした公開講座を開講します。講師は、ともに武蔵野美術大学教授の関野吉晴先生と志田陽子先生。現在、参加者を募集中です。公開講座の詳細→こちら講師:関野吉晴(第一回~第四回)/志田陽子(第五回、第六回)第一回9月30日(土)10:30-12:00「ヒトは弱さをバネに生き延びてきた。」第二回10月1日(日)10:30...
イベントのお知らせ

アートプロジェクト「落石計画」

東京地方は、梅雨明けからこっち、ほぼ毎日曇り空。水不足に加えて、日照不足も心配になる今日この頃。曇りがちといえば、この時期、霧に覆われることも多い道東で開催される展覧会のご紹介。落石計画第10期「クロニクル2008-2020ー痕跡と展開ー」落石計画webサイト→こちら 会期:2017年8月7日(月)~11日(金)時間:10:00~16:00会場:旧落石無線送信局(現池田良二スタジオ)住所:〒088-1781 北海道根室市落石西244-4アクセス詳細は→こちら【ワークショップ】8月7日(月)10:00~14:00 【ギャラリトーク】8月8日(火)13:00~ムサビの高浜利也先生(プロフィール等→...
イベントのお知らせ

元田久治展/ながさわたかひろ展

現在、今年4月よりムサビ造形学部油絵学科准教授に着任された、元田久治先生(プロフィール→こちら)の展覧会が開催されています。「元田久治-Towers」会期:2017年7月14日(金)-8月13日(日) (月曜休廊)時間:11:00-19:00詳細→こちら会場:アートフロントギャラリー住所:東京都渋谷区猿楽町29-18ヒルサイドテラスA棟連絡先:tel : 03-3476-4869/fax : 03-3476-1765アクセス情報→こちら元田先生は、実在する建築物が廃墟化した姿をタブローやリトグラフで描き続けていますが、3.11以降、作品中の虚構が現実となったような様々な光景を目の当たりにし、ま...
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流行る?「ネガティブ・ケイパビリティ」

『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』帚木蓬生著(朝日選書、2017年)を読了。6月20日のブログにt:eehも書いているように、新聞各紙で取りあげられているし、ネット上での書評も多い。精神科医として個人クリニックで診療をしている著者。かつて大学病院で、若き医師がベテラン医師である教授に「精神科医として一番大切なのは、何でしょうか」とたずねると、その答えは「親切」だったという挿話を読んで、「情けは人のためならず」というハムコのお婆はんの口癖を思い出した。「ネガティブ・ケイパビリティ」は、目新しい言葉だ。しかも、その根幹に「寛容」がある、と説かれれば、この言葉は素直に世の中に...
イベントのお知らせ

「ジャコメッティ展」イベントのお知らせ

連日暑い日がつづく東京地方。梅雨明け宣言はまだですが、昨日今日と吉祥寺校から鷹の台校へ、夏期スクーリングの荷物を運ぶ作業が行われており、いよいよ夏の到来を感じさせます。そんな中、東京では注目の展覧会が複数開催中。その中でも、この週末はこの展覧会に注目。国立新美術館開館10周年「ジャコメッティ展」会期:2017年6月14日(水)~9月4日(月)毎週火曜日休館開館時間:10:00-18:00※毎週金曜日、土曜日は20:00まで※入場は閉館の30分前まで会場:国立新美術館企画展示室1E〒106-8558東京都港区六本木7-22-2美術館webサイト→こちら明日、ムサビに縁の深いお二人が関連イベントに...
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タイムスリップアイテムとの遭遇

製本の道具。道具って、なんでこう、集合体になるとかわいいのでしょう。!!あ。…っえ?…はい。今ピロイの中で、ちょっと感動な出来事発生(笑)なにが起こったのでしょうか?(笑)ズームイン>>>>>>>>>‘SEIDE’「セイデ」と読みます。今はもうないのですが、私が卒業した、「生活デザイン科」の略です。「生デ」という言葉を、何回書いたり言ったり聞いたりしたことか。。。「生デ」を卒業後3年間、この「生デ」の研究室スタッフをしておりました。(なつかしい~)もう'90年代後半〜2000年代前半のお話です…f^_^;)で、この「生デ」のカリキュラムには製本の授業もあり、私も取っていました。その時代に正に使...
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山尾三省とイサム・ノグチ

いただいた御原稿を読んでいると、未知の人名に出逢うことがままある。「山尾三省」なんと読むのだろう? 本屋さんの「三省堂」とおなじ「さんせい」でいいのか知らん。Googleに入れてみる。やまお・さんせい。詩人。ヒッピーという言葉が現役だった頃、山尾さんは「部族」というコミューンを国分寺郊外につくり、後に屋久島に一家で移住し、そこに根を張り、2001年に亡くなった。今なら、エコロジストと呼ばれるだろうか。ネット情報を縦走していると、国分寺「ほら貝」は「部族」による経営だったとある!あの、北口を右に行って、右側の、2階の飲み屋。何度も行ったことがあるなぁ。いつの間にか閉店してしまったけれど。そんなに...
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祝「文化財保存修復学会 業績賞」受賞

『日本画と材料ーー近代に創られた伝統』の著者である荒井経先生が、所属されている文化財保存修復学会で本年度の「業績賞」を受賞されました(詳細は→こちら)。文化財保存修復学会は、文化財の保存に関わる科学・技術の発展と普及を図ることを目的とした学会ですが、『日本画と材料』の刊行により文化財保存修復分野への理解を進める上で大きく貢献したものと評価されての受賞となりました。誠に、おめでとうございます。刊行から1年半以上経ち、書籍の流通面では大きな動きの見られない時期を迎えていますが、昨年末の「第28回倫雅美術奨励賞」受賞(関連記事→こちら)、そして今回の「第11回文化財保存修復学会業績賞」受賞と、あらた...