ひとりごと

ひとりごと

佳境です

t:eehは春を間近に控えた真冬の寒さが好きである。寒がりなんですが、あとちょっと、もうちょっとで一斉に花の咲く春がくるんだなあ、と思うと、顔がへら〜とゆるむ。いまMAUPの本作りは佳境も佳境です。(佳境を通り越したらなんと言うのだろう)あとちよっともうちょっと。MAUPみんながんばってます。これは何百年がんばってきた松なんだろう。出雲大社、銅の鳥居の前に立つ3本の松です。丈はもちろんですが、樹の根っこの広がりがものすごくて、「強い樹を支えるのはたくましい根っこなんだな」と思った次第です。...えっと、佳境すぎて何を書きたかったのかわからなくなったかも...。あとちょっともうちょっとで落ち着い...
いぬ・ねこ・かえる

咲いた咲いた

吉祥寺駅からMAUPまで、毎朝、ほぼ同じ道を歩きます。その途中、細い路地に軒先の小さな棚の上で鉢物を販売しているお宅があります。商品は草物、樹木、観葉植物などさまざま。どれも小さいものばかりで、お代も100円から高くても500円と手頃。短い期間でちょっとずつ顔ぶれが変わるので、棚の前を通るときに横目でながめてはチェックしています。そして、そう頻繁にではありませんが、気になるものが並んでいると、代金を備えつけの箱にいれてお買い上げ。最近も多肉植物をぽつぽつといただいてきたのですが、今日もつぼみがついた一鉢が眼にとまり、思わずチャリン。名札には「四海波」とあります。MAUPにつくと明るい窓辺にほか...
ひとりごと

まだ間に合う展覧会情報

東京地方は今晩から明日にかけて雪になる可能性大との予報。外は冷たい雨が降り始めています。今日ご紹介する展覧会は、町田市立国際版画美術館で開催中の「版画の彩展2013 第38回全国大学版画展」。大学や専門学校などで版画を学ぶ者にとっては、この時期の風物詩的な展覧会。全国の学校から力の入った作品が集まる、ある意味、晴れの舞台です。一人一人あるいは一校ごとの違いはもちろん、地方ごとの傾向なども見えて、とても興味深いです。単純に数多くの作品の中から好みの作品、作家を見つけるのも楽しいですよ。未来の巨匠がいるかもしれません。エントランスでは学生の小作品を一律1000円で販売しているので、もしかしたら展覧...
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オノマトペ

地元•新潟では大雪の模様。東京も、いつ降ってもおかしくないくらい、また一段と寒くなってきましたね。イルミネーションも冴えます☆雪が降る表現を、‘こんこんと降る’、‘しんしんと降る’って、使いますよね。韓国では、雪が‘ポンポンと降る’って、言うそうです。なんだかポップでかわいいです。「雪」の歌。「雪やコンコン♪ あられやコンコン♫…」だと思っていましたが…実際は、‘こんこ’だったって、ご存知でしたか?私は完全に、‘コンコン’だと思ってましたー(!)「雪やこんこ♪あられやこんこ♫〜」こんこ……ん?…こんこ⁈…ってナニ⁉なんでそこで止める⁈うーん……なんっか惜しいっ!どうせなら‘ん’まで言おうよ〜擬...
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ガレの空

続々と新刊情報やイベントのお知らせ等々、盛りだくさんの華やかな結果(お仕事)の報告が続いてます。そんなときに、t:eehはしょうもない独り言を書く。ごめん...。この時期は空がきれいよ、でも一瞬で終わるのよ、という話です。maupは外階段に出る扉のすぐそばにあります。で、この時期外に出るたびに空が色ガラスのようにきれいです。2日前の4時過ぎ、外階段から見上げた雲が透きとおったバラ色に輝いてそれはそれはきれいでした。わずか2分後、バラ色の雲はグレーの雲になってました。しょうがないのでグレーの雲を眺めながら一休みしてました。去年の秋口かな。やたらドラマチックな夕焼けの日があり、写真を撮ろうと、ma...
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師走

東京地方は、ここ数日とても寒い日が続いています。さらに今日は朝から久しぶりの雨。雷まで鳴って、けっこう降りました。今月の頭まで担当している大学の授業があったのですが、それも無事終了。ムサビ油絵学科の非常勤講師は3年任期ですが、今年度が3年目。それが任期中最後の授業でした。学生が別れを惜しんでくれましたが、心苦しい。何もできなかったという思いは強いです。でも、そうはない良い体験でした。授業があったこともありますが、時期的にやるべきことが多すぎて、ここのところ何を優先したらよいのかがうまく判断できていない気がしています。危ないなぁ。もともと整理整頓が苦手な上に、ひとの助けもうまく借りられない、もう...
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『博物館資料の臨床保存学』

気がつけば11月も今日を含めてあと3日。来春刊行予定の教科書制作も、いよいよ待ったなしの時期に突入です。担当している一冊が『博物館資料の臨床保存学』。著者は東京国立博物館の保存修復課長・神庭信幸先生です。数多くの国宝や重要文化財を含む国内最大級の収蔵品を相手に、日々その修復と保存に、先頭に立って取り組まれています。その他にも、東日本大震災で被災した東北の文化財資料のレスキュー活動に継続的に携わっておられたり、国内外の学会に出席されたり、博物館の活動を世に知ってもらうためとテレビや雑誌に登場されたりと、いつも本当にお忙しそう。そんな中、執筆してくださったのが本書。キーワードは「臨床」。まさに患者...
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展覧会情報

学生時代の恩師である池田良二先生の久しぶりの個展が、今週月曜日から開催されています。先生のふるさと、北海道・根室近辺の風景が、タイトルにもある海霧にかすむようなイメージの銅版画で表されています。池田良二新作銅版画展“IntheOceanFog・海霧の中で”会期 2013年11月18日(月)~12月14日(土)会場 南天子画廊(東京都中央区京橋3−6−5)☎03−3563−3511休廊日 日曜、祝日 開廊時間 10:30~18:30【同時開催】境界域:池田良二/ウォルター・ジュール会期 2013年11月7日(木)~2014年1月8日(水)会場 カナダ大使館高円宮記念ギャラリー(東京都港区赤坂7−...
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トンネルの先の…‘白’

本当に急に寒くなりましたね。新潟出身ではありますが、もう上京してだいぶ経つから、体も東京仕様になったのか……普通に寒い。いえ本当の話し、上京したての頃は、「東京の冬はあったかいなぁ…」と思いました。「冬」なのに「あったかい」…と思ったのですから。新潟の冬は、(場所にもよりますが)「寒い」じゃ足りません。寒いを通り越して「痛い」のです。そしてソウルの冬は「激痛」だそうです。(まだ冬に行ったことはないのですが)最近は帰省する時、新幹線を使いますが、学生の頃はもっぱら高速バスを使用。学生の強い味方!高速バス! 時間かかっても安ければOK!関越自動車道を通り、日本最長のトンネル、関越トンネルに入ります...
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よく晴れた日に

今週に入り、いきなり冬がやってきた感じ。ちょうどひと月くらい前が真夏日だったなんて信じられないですね。寒いながらよく晴れた空の下、今日は朝から哀しい知らせが。本学非常勤講師で木版画家の塙太久馬先生がお亡くなりになったとのこと。ここしばらく体調を崩されているということは聞いていたのですが、あまりに突然のことに驚いています。学生時代、私が初めて木版画を教わったときの講師が塙先生でした。版の彫り方、摺り方はもちろんですが、ばれんの作り方も教えてくださり、自作のばれんで作品を仕上げたことをよく憶えています。先生もムサビOBで、学生時代に演劇に打ち込んだことや版画との出会いなどについて昨年刊行した『新版...