改行二字下げ
吉祥寺校から鷹の台校へ出かけようという時間になってゴロゴロと雷雨。落雷や竜巻の災害があまりに身近なので、しばし雷神の退散を待つ。やや遅れて出発。中央線にのると、なん駅もすぎないうちに明るく日がさしてくる。ピンクのリュックを背負った五歳くらいの女の子がハムコの前にすわっている。その子はもじもじしてる。ハムコの顔をじっとみている。「2」その子はそういった。「2?」もっと小さな声で、こんどは「字」確かにそういった。二字?改行二字下げ?いやいや、そんな指定、ここでする?ひとりパニックに陥るハムコ。女の子は窓の外を指さした。「わぁ、大きいね!」「にじ」が「虹」に即変換できない憐れなハードディスク。なんと...