展覧会情報

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ぷるぷるでギザギザの鉄

だいぶ前の話。10月の終わりに、彫刻家、青木野枝さんの市原湖畔美術館の個展へ。(青木野枝さんは武蔵美の客員教授でもいらっしゃいます。)鉄を考えるワークショップに参加しました。近所の鉄工所跡を訪ねた後で、青木作品の切れ端を使って、作家に教えてもらいながらつくる(贅沢)。溶けて柔らかくなった鉄はぷるぷる、いちごかオレンジのゼリーのよう。しかし一瞬で冷え固まる溶断後の断面はギザギザ、時に鋭利で攻撃的。鉄という素材の急激な変化を目の当たりにでき、とても面白かった。溶断溶接できる心強い友たちにアドバイスをもらいつつ、猫の水飲み用台が完成。ちょっと濡れたら一瞬で錆びたことにまた鉄を実感してから、たまにオリ...
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濱田富貴展 ―言ノ葉―program

今日で11月も終わり。今年もあとひと月という現実……。そんな中、ムサビ版画出身の作家、濱田富貴さんの展覧会をご紹介。「濱田富貴展―言ノ葉―program」会期:2023年12月4日(月)―12月23日(土) ※日曜休廊時間:月曜〜金曜11:00-18:30/土曜・展覧会最終日11:00-17:00会場:ギャラリーなつか&クロスビューアーツ   東京都中央区京橋3-4-2フォーチュンビル1F「以前レジデンスで訪れた真冬の北海道士別市で、ふと、乱立する立ち枯れた植物を真っ白で広大な雪原の中に見つけた時、何か巨大な紙に書かれた文字のように見えた。まるで地球規模の書物のような。この世界は、我々人間が認...
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木村真由美展 タソカレコトホグ

今日は、ムサビ通信でスクリーンプリント(シルクスクリーン)の指導をされている木村真由美先生の展覧会をご紹介。「木村真由美展 タソカレコトホグ」会期:2023年11月11日(土)−12月2日(土)   ※水曜、木曜休廊時間:11:00-18:00会場:柳沢画廊   さいたま市浦和区高砂2-14-16柳沢ビル2・3F「版画の特性として複数性がありますが、特にシルクスクリーンは大量生産時代の20世紀に誕生した技法なので大量印刷は得意中の得意な訳ですが、私の場合はそこを採用していません。同じものを作るというよりも少しずつ違う似たものを作ることで遺伝子のわずかな違いによる個体差や人生の偶然性といったもの...
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幻覚と窓 山本一弥展

今日はもうひとつ、MAUP刊行『わからない彫刻つくる編』の編著者である山本一弥先生の展覧会をご紹介。「幻覚と窓 山本一弥展」会期:2023年11月4日(土)-11月19日(日)時間:13:00-20:00会場:Lgallery   愛知県名古屋市名東区本郷1-43LiFF-1作家在廊予定日:4日(土)、5日(日)トークイベント:
2023年11月4日(土)18:30〜
千葉真智子(豊田市美術館学芸員)✕山本一弥(彫刻家)定員20名様 要予約予約お問合せ 052-774-5599(13:00-20:00)「布の襞や皺、身体の一部が何かに見える、その錯覚に導かれ作品をつくりはじめる。シンメトリーに...
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casa ― 四人の芸術家の集う場所  若林奮・淀井彩子・若林砂絵子・若林夏欧

今日は、今夏ムサビの美術館で開催された展覧会「若林奮 森のはずれ」も記憶に新しい彫刻家・若林奮とそのご家族による展覧会をご紹介。「casa―四人の芸術家の集う場所 若林奮・淀井彩子・若林砂絵子・若林夏欧」会期:2023年11月4日(土)―11月12日(日)時間:11:00―17:00 ※最終日は16:00まで会場:gallaryCajio   東京都小金井市前原町3-35-18イベント:ギャラリートーク     2023年11月4日(土)15:00〜ギャラリーwebサイト→こちらこの先連休を挟んで週明けまで、季節外れの気温の高い日が続くようですが概ね好天との予報。是非、お出かけください。(編集...
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展覧会:六人の抽象画家たち―“サイズ”と“スケール”

今日は、MAUP刊行『絵画の表現』の著者である吉川民仁先生が出品されている展覧会をご紹介。「六人の抽象画家たち―“サイズ”と“スケール”」

会期:2023年10月24日(火)~11月5日(日) ※休廊:10月30日(月)
時間:12:00-18:00 ※最終日-17:00会場:ギャルリー・パリ   横浜市中区日本大通14旧三井物産ビル1階出品作家:小川佳夫 岸本吉弘 小池隆英 酒井香奈 山口牧子 吉川民仁
キュレーター:大島徹也(多摩美術大学教授)

「本展では、小川佳夫、岸本吉弘、小池隆英、酒井香奈、山口牧子、吉川⺠仁という六人の抽象画家たちの仕事を、ギャルリー・パリの空間に一緒に並べる。...
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柳澤紀子「動物のことば 2021-2023」&「柳澤紀子展 動物のことば セキガハラ」

今日は、2011年までムサビ油絵学科で教鞭を執られていた柳澤紀子先生の展覧会を2つご紹介。まずは、昨日からはじまった展覧会。柳澤紀子「動物のことば2021-2023」会期:2023年10月18日(水)−11月19日(日)
   ※休廊日:月曜日・火曜日・祝日(11/3金)時間:12:00-18:00会場:GalleryKIDOPress
   東京都千代田区九段南3-3-3ヨコヤマビル1F
作家在廊日:10/25(水)、11/1(水)、11/8(水)、11/15(水)
「ギャラリーキドプレスにて、柳澤紀子『動物のことば2021-2023』を開催いたします。版画制作を長く続けてきたギャラリーキド...
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点と線と面の散歩ーFUSSA 水上泰財展

今日は、MAUP刊行『ずっと人間描かれ』の著者である水上泰財先生の個展をご紹介。ギャラリーアルトン設立30周年記念「点と線と面の散歩ーFUSSA 水上泰財展」会期:2023年10月20日(金)ー10月28日(土)   ※会期中無休時間:11:00-18:00会場:ギャラリーアルトン   東京都港区青山5-17-2ギャラリーwebサイト→こちら「米軍横田基地のある福生に長年住んできた私は、愛犬と共に15年間、おそらくこの街のほとんどの道という道を散歩したのではないだろうか。今、再開発の波に流され、変わりゆく街の風景を見ながら、歩けなくなった愛犬との記憶を思い起こし、この街の歴史や風土にまで思いを...
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五美大版画教員展 版の実験場~プリントアートの現在地~

今日は、東京五美術大学(武蔵野美術大学、多摩美術大学、東京造形大学、女子美術大学、日本大学芸術学部)で版画・版表現教育の教鞭をとられている先生方による展覧会をご紹介。「五美大版画教員展 版の実験場~プリントアートの現在地~」「本展でとりあげる14名は、美術界の第一線で活躍する現代作家であり、東京五美術大学で次世代の表現者を育成する教育者です。その表現形態も、木版画、リトグラフ、銅版画、シルクスクリーン、写真、イラストレーション、立体、インスタレーションなど多岐にわたります。それぞれがそれぞれの“実験場”に立ち、自己の版表現をさぐり求めた帰結といえるでしょう。多様な表現が氾濫する現代において「版...
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留守 玲 ー順手・逆手・ドライヴ 1から作るか、ある物から作るかー

今日は、好評発売中『わからない彫刻つくる編』の続編、現在制作中の『わからない彫刻みる編』の著者である留守玲さんの展覧会をご紹介。「留守玲ー順手・逆手・ドライヴ 1から作るか、ある物から作るかー」会期:9月20日(水)ー10月9日(月・祝)時間:10:30-19:30会場:日本橋髙島屋S.C.本館6階美術画廊X   東京都中央区日本橋2-4-1「素材とする鉄と真摯に向き合いながら、自らの鉄観、さび観、熔接観を探り、見出しながら作品として昇華しています。小さな鉄のチップを一片ずつ積み重ねて熔接する技法をはじめとした様々な方法を駆使し、錆び、朽ちるという時間軸と、制作の過程から見出した新たな発見をも...