日常の業務

ひとりごと

旧バージョンでいこう

計画的に進められる増刷の修正をスタートさせた。先陣をきって始めた『美術教育資料研究』で、つまづく。MAUPで本文組版したので、スムーズにいくと思いきや……。2014年初版のこのタイトル、InDesignのバージョンはCS6だった。それを、現在使っているCC2020で気やすく開いてみたら明朝系は大丈夫なのに、ゴシック系の文字が同じにならない。さらにCC2020から入稿用pdfを作成すると、2014年に入稿したCS6のpdfデータより太くなってしまう。怪奇現象のようだわ〜。一晩たち、本日やってきてくれたDTPマスターのM.Tさんに相談すると「Macも新しくなってOSも違うし、InDesignのバー...
ひとりごと

烏兎匆匆

先日、決定した重政啓治先生の作品集のタイトルです。編集:ハムコの提案に、快諾をいただいたのですが、今、先生の作品と向き合っていると、ほんとうにそうだなあと思うのです。夏から、そろりそろりと組版を始めて、リストっぽいページを作り込んでいるのですが、データが一致しないことがあって、お問い合わせをすると、困ったご様子たびたび。リアルタイムで新しい作品に向かわれている先生にとっては、過ぎ去った日々はあっという間だったし、記録はその後だったのだろうなあと。私自身、今日、こんなにも2014年のことを忘れているとは! という出来事がありました。増刷の修正赤字を、編集:凹山人から受け取ったひとこま。2014年...
日常の業務

さようならb7クリーム

昨日のはなし。日本紙パルプ商事さんの訪問を受ける。2年くらい前ならば、新しい用紙のご案内など、たのしい話題だったものだけれど、この1年、値上げ通達についてと相場は決まっている。用紙代理店へは、9月28日付で王子製紙より今年3度目の「価格修正について」があり、文書のコピーをいただく。私たち版元までは、調整が重ねられるので12月1日出荷分からすぐに、という話にはならないだろうけれど、来年早々には、価格のご相談が待っているだろう。さらに悲しい知らせは、日本製紙のb7クリームが銘柄廃止になるとのこと。A5判1色刷で、図版が少ない書籍、おもに教育系の教科書で使用していた用紙。OKシュークリームラフ→オペ...
日常の業務

京都書店さん巡り 〜2022 初秋

営業zucchiです。「京都書店さんめぐり」な〜んて書くと、のどかでいいわ〜。と自分でも思うのですが、実際は「猛烈・書店営業の巻」でございました。出張前、お会いしたい方々とアポイントを旨く結ぶことができ、電車もサッと乗り、スムーズに地図を見つつ、ぱぱっと目的地に辿り着くという理想のまま立てたスケジュール。実際は、汗がだくだく。息をを切らしながら、朝から夕方まで、麦茶一本で乗り切って参りました。(一日ぐらい絶食した方がいいんですよ。私は。はい。本当に。)慣れている方はそんな大変ではないと思うのですが、誰このスケジュール考えたの!?(私〜)無理?行ける?いや無理?とずっと呟やき、道中、乗り換えルー...
日常の業務

業務完了_専任教員プロフィール集

9月1日に、ついに完!MAUPで請け負ってきた「専任教員プロフィール集」の話です。来年度からは、別会社への発注になります。2006年に4年に1度刊行するということで「冊子版」を制作し、2009年に「冊子版」2号目が出来上がり! と同時に「web版」をつくりましょうということで、「web版」の仕事までやってきたのでした。印刷物を制作することなら仕事としてずっとやってきても、「web版」となると・・・。とにかく初めの年は、デザイナーの本田晃一さんに構築してもらって形ができましたが、「webは更新しつづけてこそ」なので、どうするか。本田さんに、マニュアル作成していただき、MAUP内部で更新していくこ...
日常の業務

順調!増刷進行

今年は、ハラハラせずに理想通りに増刷の決定、進行ができています。ムサビだけではなく、他大学で教科書採用をいただいている『日本古典芸能史』も9月からの後期授業にどんと出荷できるように8月中に6刷を完成させます。今日はワンツーで、この『日本古典芸能史』と『新版graphicdesign』の刷りだしが到着。また、「9月に用紙予約をして年内に増刷したい!つまりすぎる年度末の仕事を分散させたい」という願いが叶いそう。ちなみに、魚沼のお米も順調に育っていました! [制作:呑猫]
イベントのお知らせ

夏は『海のグレートジャーニーと若者たち』がよく似合う!

8月下旬より、ポレポレ東中野で水木博之監督のドキュメント映画、「縄文号とパクール号の航海」と新作「丸木船とUFO」が上映されます。アンコール上映の「縄文号とパクール号の航海」は、8/27(土)〜9/2(金)まで。新作「丸木船とUFO」は、9月から開始です。「縄文号とパクール号の航海」と言えば、関連書籍、関野吉晴先生著『海のグレートジャーニーと若者たち』もご一緒にどうぞ。トークや舞台挨拶などイベントも行われるようです。詳細は、ポレポレ東中野のサイトへどうぞ。そんな海繋がりの話し、先日の日曜日、千葉県の房総半島・館山に遊びに行って来ました。家人の実家は、きれいな海沿い(山中でもある)にあるため、こ...
日常の業務

祝・納品!「通信卒制集」そして…

7月最終営業日、予定通り「通信卒制集2021年度」が納品されました。今年3月に通信教育課程を卒業されたみなさんの卒業制作作品をまとめた1冊です。昨年からデザイナーは野呂麻美さん。4年分の表紙案ができていて、今年は黄色ベースです。この3ヶ月、確認するために2020年度版(赤色ベースの表紙)を手にすることが多く、2021年版ができあがってみると、とても新鮮な気持ちです。港北メディアサービスさん(7/1に社名変更)に色補正をしていただいてから色校を出校、油絵学科の先生方からは「OK!」といわれ、よい仕上がりは想定できていましたが、製本されるとまた格別!そして、本日は『日本画と材料 近代に創られた伝統...
日常の業務

webころもがえ

7月29日納品予定の「通信卒制集」の色校正がうまくいき、ひとここち。余裕ができたら、やろうと思っていた電子書籍と各自が使用するiMacの購入のための書類整理。やれどもやれども、終わりません。けれども今週はwebの大バナーを更新することができました!ブログのみ、ご購読いただいている方も、本サイトをご覧いただけますと嬉しいです。一日雨模様の東京ですが、心はすっきり、よい連休を迎えられそうです。[制作:呑猫]
日常の業務

値上げと交渉

連日、物価上昇が報道されている。最近でいうと、9月から10月に缶ビールが価格改定されるというニュースは痛いなあ。こうした値上げは抗おうにも手段がないので、消費量を抑えてしのぐしかない。仕事面では、昨年からずっと用紙の値上げが通達されていて、4月納入分から本文用紙の新価格が適用された。いよいよ、教科書の秋採用を考えて増刷検討を始め、表紙用紙やカバー用紙についても、新価格について受け止めなければと用紙代理店へ連絡すると……。製紙メーカーに「現在交渉中」とのこと。これ以上、上がることはないという単価を提示いただき、「決着単価」は決定次第いただくことになった。ありがたい。本文用紙も、こうした交渉の結果...