三嶋典東: ライヴ感が命!
典東先生が鬼籍に入られ、もう百か日を迎えようとしている。御原稿はすべて揃えてあった。帯の文言まで考えてあった。それでも、表紙まわりがどうしてもまとまらない。わからないことがある。できそうなのにできない。いよいよ来週には入稿しないと間に合わないという時になってついに白井敬尚先生に相談に行った。白井先生は大著『LINESTYLE』のアートディレクションを一任された経験から「三嶋テイスト」に精通しておられる。ありったけの資料を前に、わからなくなっていることをすべてお話しする。こうなるとカウンセリングだ。パズルの破片が埋まるように、新たなアイデアや修正が加えられて、パチッと最後の1枚が決まるうれしさ。...