企画?つぶやき?

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Go to くまもと Go to ローマ!

昨夜の19時過ぎ、見知らぬ番号から着信あり。0967って、どこだろう?知らない携帯の番号なら出ないところだけれど、なんとなくこれは出たほうがよさそうだ。「はい」と小さな声ででると「熊本のお宿、◯◯でございます。スズキさまのお電話でよろしかったですか?」と弾けるような女性の声。くまもと?くまモン! いやいや、わたしスズキさんぢゃないモン。「あのぅ、おかけ間違いだと思います」と云うと、「はっ、失礼しましたっ」とすぐに切れてしまった。熊本に行くなら、まずはRちゃんに声をかけないとね。そうだ、デザイナーBさんのお嫁さんの実家の居酒屋にも行きたい・・・ビールを呑みながら、果てしなく妄想は膨らむ。10月に...
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災害を憂いつつ

一昨日の東京の風は凄まじかった。18時過ぎに吉祥寺から中央線に乗ったところ、各駅に10分くらいずつ停車し、国分寺まで1時間ちかくかかった。しかも駅に着くと、大木が倒れて南側の出口は通行止め・・・「たいへんだった」と、お隣の武蔵小金井在住の友人に昨日メールをしたところ、学会で札幌にいると返事があった。「こちらも大木倒れたり、電車止まったり、停電があったり、いろいろです。」そして今朝、北海道地震のニュース。Twitterを発信しているから無事だとは思うけれど、いつ東京に戻れるのだろう。「牛」版画の冨田さんもご無事でしょうか。札幌に実家がある友人のことも心配だ。ちょっと仕事の隙間ができたので、つらつ...
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絵画の技法書

ムサビ絵画組成室による「技法書」を来春、刊行する予定になっている。少しずつ御原稿をいただき拝読なう。デザイン系出身のハムコ、絵画技法はさっぱりわからない。虎の巻は、1985年に美術出版社から出たクヌート・ニコラウスの『絵画学入門 材料+技法+保存』。この本は、修復家目線で書かれいるので、今度つくっている本と、かなり違わないとまるで意味がない。制作者が求める「表現」に「技法」が後追いする。表現ありきの技法書は、果たしてできるのか。この夏が勝負である。[編集:ハムコ]
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山崎章郎先生×関野吉晴先生「死の体験授業」

昨日のムサビ三鷹ルームでは、「地球永住計画」関野吉晴先生と山崎章郎先生の対談があった。山崎先生は、ホスピスで終末医療に携わる一方、特任教授として5年間、ムサビで教壇に立たれ、「死の体験授業」をされていた。ものをつくる(生む)若い学生たちに、死を見つめ、考えさせることは、つくることと同じくらい重要だ(と、歳をとるとわかる)。山崎先生は、ホスピスの患者さんたちに対して「最後までお供しますよ」という気持ちで接しておられるという。そうした患者さんたちに「死んだらどうなると思いますか?」と聞くと「あの世があると思います」と、たいていの人が答えるそうで、そこで重ねて「あの世で、会いたい人がいますか?」と聞...
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塞翁が馬

「K先生に是非お会いたい」という方がおられ、吉祥寺校でお引き合わせをすることになった。ところがその方に急用ができて、K先生の携帯にいくら連絡しても出ていただけない、こまったこまった・・・ハムコも電話してみる、メッセージも入れる。そうこうするうちに打合せの時間になってしまい、K先生が登場。「先生、さきほどから御連絡を差し上げていたのですが」と事情を話すと、ニコニコしながら「携帯、かえたばかりで電話に出られないんだよ」うーん、おそるべし新機種。しかし、数年後に考えている企画についてじっくりとお話することができ、たいへん充実した「ドタキャン」となった。ドタキャンした御本人からは恐縮至極のメールがとど...
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秋の夜長に読みたい10冊〜大学出版部協会編

めっきり秋らしくなってきました。少し前に、ワタクシのまわりと言うか、個人的にやっているツイッターで[#本棚の10冊で自分を表現する]と言うお題目がでていて、この話題に皆さん、大変盛り上がっていたようです。ただ好き、というだけではない、「自分を表現する」というところがツボなのでしょうね。ほとんどの方が、本棚から10冊を抜き出し、画像をアップしていたのですが、その面白いこと。小説、文学、詩集、画集、写真集、絵本、美術本、思想書、人文、哲学、自然科学、実用書、啓蒙書、ラノベに漫画。ジャンルの指定はありません。みなさんの選んだ10冊を見ていると、ひとりひとりに趣味や思考(嗜好とも)が共通していて、その...
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黒板ジャック:世田谷区東深沢小学校

シルバーウィーク最終日の9月23日、東京都世田谷区の東深沢小学校で黒板ジャックの「仕込み」があると聞き、許可を得てお邪魔させていただいた。連休明けとなる翌24日に、1年生から6年生までの全21クラスの子どもたちをビックリさせようと、ムサビ生だけでなく、保護者や地域の方々も「仕掛け人」となった。こんな大掛かりな黒板ジャックは初めてだという。朝9時半に開始。ディープ・パープルをがんがん鳴らし、大きなパンダを次々と描くチームもあれば、慎重に細い線でうっすら下書きをしたままひとり黒板をじっと見つめてなかなか動かない描き手も。24日は5時半に起きて、8時前に1年生の教室の廊下で待機。来た来た、一番乗りは...
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徳島:弾丸の旅

寝ぼけたまま朝の5時10分に駅前からバスに乗る。きっかり1時間後に羽田に到着。便利至極ながら、まだ目が覚めない。コーヒーを飲んで、7時過ぎのフライトに乗り込む。徳島へは、たったの50分で着いてしまうのだ。海岸線沿いの、なんとなくのんびりした空路を小学生のように窓にはりついて外を眺める。徳島空港には、B先生が車を横付けにして待機。その後の1日は、さっきまでの時間がウソみたいに疾走・怒濤・衝撃・・・大切な打合せをすませ、「ホスピタルギャラリーbe」を見学。徳島大学病院の西棟、玄関ホールにあるギャラリー。院内に入った瞬間に「あ、なんか、きれい」と思う。什器のデザインは深澤直人先生だ。ガラスケースは、...
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新見隆先生『キュレーターの極上芸術案内』

いよいよ4月24日、大分県立美術館がオープンする。「五感のミュージアム 出会いのミュージアム」館長は、ムサビ芸術文化学科教授の新見隆先生。新見先生は、そんな訳で、なにしろめっぽう忙しい。忙しいにもかかわらず『キュレーターの極上芸術案内』なんて本をMAUPから出すのだから、ますます忙しい。「ミュージアムとは、美しいものや驚きを与えてくれるもの、さまざまな〈訳のわからないもの〉に出会って、それを〈面白い〉と思えるようになるような〈人生体験の道場〉なのである。」というミュージアム愛を追究するだけの本ではない。旅するキュレーターが巡りますのは、ニューヨークを振り出しに、尾道、パリ、東京、京都、ウィーン...
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「極上案内」の下ごしらえ

「そろそろ一段落したでしょう」とねぎらい(?)の言葉をかけていただくことが多い最近・・・たしかに、2月末日納品の教科書が「印刷なう」なので余裕のはずが、そうなると各種支払いのソロバンを弾き、出版契約書を作成し、献本リストを整え、宣伝の惹句を営業と相談する。そうこうするうち、約束していた新見隆先生の御原稿が届く。ウィーンでおおきなお団子クヌードルを食べるとか、フィンランドの夏は高価なザリガニをためせって?グルメ本ではありません。でも、アートもデザインも「食い尽くす」お話であることにちがいはなく、そこに音楽が加わるという、夢のような盛りだくさんのエッセイが、5月に刊行の予定です。[編集:ハムコ]