みなさま、よいお年をお迎えのことと存じます。
年頭にあたりまして弊社代表取締役 小石新八より
「年頭八策」をお届けいたします。
1 出版とは知恵の集積である。知恵を形に残す作業である。
2 知力の元になるのは言葉である。言葉が形をなしたものが
書物である。
3 言葉と文字がなくならない限り、出版の仕事は続くものである。
4 良い本は、自らその役割を発信していくものである。
5 つくるときは苦しくとも、出来上がれば喜びとなる本を作りたい。
6 本をつくる喜びと本が読まれる喜びは、表裏の関係でありたい。
7 過ぎたる記憶を集め、記録を残す仕事に拘りたい。
8 デジタル技術の進歩は、あくまでも本づくりの支えとなるもの
である。
小石はつぶやいております。
「出版事業は工房作業である。共同作業である。一人にして成らず、
日々積み重ねていく仕事である。生きていく営みの成果である。」
2002年に開設されたムサビの造形学部通信教育課程は今年で10周年。
母体である通信教育課程と弊社の進展はともにあります。
「節目となる10年、この先の10年に目を向けて進 むしかない。」
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
[代筆:ハムコ]
コメント
年頭八策…。龍馬の船中八策ですね。数えてみたら145年前の話でした。でも時代の気分はよく似ているような気が…。船中八策は日本の近代の礎になりました。社長、ありがとうございます。
今年は石本康博写真カレンダー「湖北の十一面観音像」を目前に掛けて執務です。ムサビの本がありましたね。
あけましておめでとうございます。社長(編集長代筆様)、今年もよろしくお願いします。竹中さん、どうか引きつづき、出版局を見守ってください。
今年もよい本を読者の皆様に届けられますように。