やめよう自慢

『ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン・スタディ』@山田写真製版所

「満を持して」という表現は、まさに『ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン・スタディ』の刊行にふさわしい。3年ちかい企画編集の期間を経て、ついに4月上旬に発売です。タイトルが示すとおり、視覚伝達デザイン学科の教育がギュッと詰まった240ページ。アートディレクションは、中野豪雄先生。ブックデザインは、保田卓也さん。上の写真は、保田さんが富山にある山田写真製版所さんに出張校正に行かれ、その際に撮影されました。「ツブれる限界まで濃度を高めつつコントロールしてくださったり、本文などは色コントロールのために刷版をやり直してくださったりと、一筋縄ではないかないデリケートな内容を様々な技術でよくしていた...
未分類

地味に楽しいお仕事

本日のお仕事の一コマ。。。スリップ(売上カード)を地味に切っております。。。スリップが不要になりつつある時代に。ボウズ部分(定価が見えるところ)を半円に切り抜きます。最近よく、葉っぱ切り絵作家のリトさんの作品を見ているので、…全然ジャンルの違う話しですがf^_^;)ちょっと切り絵気分で切りました。もちろん通常は業者に全て依頼する訳ですが、、数十枚の作成であれば、自社でコピーして切っています。書店で、なんかこのボウズ、歪じゃない?!…っていうハズレスリップを見たら、それはピロイが切り抜いたものです(笑)ごめんなさいf^_^;)[総務:ピロイ]
ひとりごと

うるしに憧れて〜『日々の器 悠久の漆』

2020年12月に刊行した十時啓悦先生の著書『日々の器 悠久の漆』。十時先生の美しくも身近で使いたい「用の美」の漆作品。そして、漆の用途やその歴史。刊行当時は写真の美しさ、伝統工芸のすばらしさに見惚れでも、でも、やはり遠い存在だった漆。。。そんな私がとうとう漆を購入してしまいました。なぜなら金継ぎに興味を持ってしまったから。私は下手ながら陶芸をはじめてはや10年。陶芸の技術はまったく成長せず、歪んでいる作品でも満足して、少々欠けてしまっても気にせず使っていたのですが、欠けた器など縁起悪いと家人が言い出し、そんなに言うならと修理しなくては、と「金継ぎ」が気になりはじめました。接着剤?でもいいので...
出た出た書評!

『イメージかモノかー日本現代美術のアポリア』書店へGO!GO!

2月25日発売の月刊アートコレクターズの「著者インタビュー」に、高島直之『イメージかモノかー日本現代美術のアポリア』が取り上げられました㊗️㊗️みなさん、書店へGO!です。目指すは172ページです。書籍の対象となる時代と考察の出発点が、著者自身の平易な言葉で語られ本書の水先案内となっています。さらに、2月26日号の週間読書人に書評が掲載されました。評者は平井亮一さんです。こちらも書店でお求めいただけます。ふたたび書店へGO!。赤瀬川原平・高松次郎・中西夏之によるハイレッド・センター、李禹煥、関根伸夫、中平卓馬、森山大道、榎倉康二。さらに中原祐介、刀根康尚。1960-70年頃の日本の現代美術にい...
展覧会情報

尾関立子展 ―既視感―

世界中が戦争に巻き込まれてしまうのでしょうか。一気に緊迫した情勢となってしまった2月の末。そんな中ではありますが、今日は、ムサビ版画の先輩である尾関立子さんの主に銅版画の作品による展覧会をご紹介。「尾関立子展―既視感―」会期:2022年2月26日(土)-3月12日(土)   ※日・月・祝休廊時間:12:00-6:00会場:ギャラリー椿   住所_東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F   電話_03-3281-7808ギャラリーwebサイト→こちら毎回、素敵な展示空間をつくられる尾関さんの新作展。期待大です。先日ご紹介した「令和3年度第45回東京五美術大学連合卒業・修了制作展」も、同じ...
MAU GOODS

2022.2.22

はい。本日2月22日。ご存知、「にゃん」「にゃん」「にゃん」の語呂合わせにちなんで猫の日😺2022年でしかもネコ科の寅年の猫の日って、どんだけ猫なの。。。猫の日の最上級みたいな日だな笑と言うわけで、MAUGOODSの猫グッズ、ご紹介せざるを得ない日なんだにゃ〜(ぅわっ、恥ずかしっ笑デジタルタトゥーの時代に何書いちゃってんのwまぁいいやf^_^;)今までたくさんのMAUGOODSにご尽力くださいました、遠藤彰子先生の猫の手ぬぐい、5種類!!花鳥猫江戸紫花鳥猫唐紅花鳥猫深緑(←在庫僅かです!!)てまりねこ紺てまりねこ茜そしてエコバッグ持参の時代に欠かせない「ネコエコバッグ」猫たっぷりの「猫風呂敷」...
フェア情報

【広島蔦屋書店】広島に行きたいなあ「美大って、なんだ?」フェア開催中

TOPページのお知らせでも紹介していますが、広島蔦屋書店様で「美大って、なんだ?」フェアを開催していただいています。内容はムサビを中心とした美大の本、卒業生の方々の本、美大を題材にした本(ノンフィクション)からコミックまで幅広くおいてくださっています。ムサビグッズも久しぶりの遠征販売です。ご担当のI丸さんは、「横山裕一フェア」を開催していたおり、弊社の『ぺらぺらの彫刻』の表紙、扉絵を横山裕一さんにお描きいただいたことで、本家の作品集、グッズなどと一緒にご紹介いただいたご縁で、今回の美大フェアを企画してくださいました(ありがとうございます!I丸さんのアンテナの高さ、センス、アイディア、次々とでて...
ひとりごと

まんさい、まんかい

自宅では、1週間前のお稽古&小原流いけばな東京支部研究会で用いた花木瓜&葉の花が満開(残った材料でいけた1週間前の姿[部分]。研究会のお題の姿はおみせできない<察して、涙>。心ほぐれる花木瓜が家中のあちらこちらで花を咲かせている)。職場では、刊行から半年経たない新刊のゲラ(←何かあるときの対応のため捨てられない)&2月納品の刷りだしが、私の背後で満載。机一つ分、ゲラ山として使用させてもらっている。コロナ渦で急速に身近になったZoomだけれど、私は自宅でトレーニングでは大活用しているものの、仕事では会議や打ち合わせが少なく、指折りできるくらいしか使っていない。久しぶりの、本日、職場でのZoom打...
展覧会情報

「The Adventure of Fine Art Prints」展、間もなく展示替え

今日の東京地方、朝からよく晴れていまが気温はまだまだ低め。ただ、鳥の囀りが聞こえはじめたりしていて、着実に春に近づいている感じがします。そんな中、年始めにご紹介した展覧会の前半が間もなく終了するので、再度のご紹介。たましん美術館×武蔵野美術大学「TheAdventureofFineArtPrints」会 期:(前期)武蔵野美術大学と版画:1月15日(土)~2月20日(日)    (後期)版画からグラフィックアーツへ:2月26日(土)~3月27(日)※2月21日(月)~2月25日(金)は展示替え期間休館日:月曜日 ※3月21日(月・祝)は開館。翌22日(火)は休館。時 間:10:00~18:00...
やめよう自慢

白井敬尚先生『排版造型』湖南美術出版社(中国)

週の初めに、厳重に梱包された小包を受け取りました。白井敬尚先生からです。あけてみると、、、A4よりひとまわり大きな上製本、272ページ。重い、とても立派な御本。『排版造型 白井敬尚』本の背には、日本語タイトル『組版造形 国際様式から古典様式へ、そしてアイデアへ』が併記されています。昨年の秋から年末にかけて、中国国際デザイン博物館で開催された白井先生の個展に合わせて刊行された作品集。図録ではなく、企画・編集・デザインをされた張弥迪さんは「学習」のための書籍としてこれを編まれたことが、白井先生からのお手紙に書かれていました。張さんは書家であり(表紙の文字も張さんによる)、デザイナーであり、中国美術...