屋外で3年目の越冬中の、我が家のパピルスです。
出版に携わるものが敬意を表するべき対象は、グーテンベルグ様や蔡倫様などた沢山いらっしゃいますが、植物でいえば、コウゾ、ミツマタよりも、やっぱりパピルスでしょう。
私はカヤツリグサ科の植物が大好きで、研究室でも自宅でも、何種類か育てています。荒れ地でも湿地でも生きていく雑草、カヤツリグサの生命力が大好きですが、このパピルスは日照や温度など本当に難しい。カヤツリグサなのに、ファラオ並みのわがままさです。室内だと大物過ぎて日照不足だし、日本の屋外では霜が降りる前に枯れます。
そこで日の当たるデッキの水瓶で、キンギョ用の低温のヒータを入れて、根元だけでも枯れないようにしています。しかし12月からは、上部は枯れススキ状態にります。根元は暖かいから別の水性植物(ウォーターマッシュルーム)が繁茂。
ちなみに、パピルス紙が生産できそうですが本当に使えるようにするのは随分と技術がいるようです。まだ成功していません。ナイルの泥の中で発酵させるといいそうですが…。
(ケロT取締役)
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