神明に幽賛して蓍を生ず

易経の説卦伝の冒頭にある言葉である。聖人が易をつくったので、
神様がメドギハギを生えさせたという話である。

だから易はメドギハギで行うべきだが、普通は筮竹、つまり竹ので行う。本社刊行の『ジョン・ケージ』によると、西洋人はコイン
を投げてやっている。この擲銭法も唐代から伝統技法なのだが。
このハギは雑草なんだからどこかであると思っていたが、なかなか遭遇できない。どうしても会いたいと探したら、なんとネット通販の植木屋さんからメドギハギの種、2キログラムというのが手に入った。中国産だった。易の本国である。遠慮しながらまいたら、写真の通り生えてきた。

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ということで、なんとか育って筮竹、いや筮竹以前の本来の蓍として使えますように。
数十粒まいたあとの、残り2キロの種、どうしよう。粗末にすると孔子様にしかられそうである。

(ケロT取締役)

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