先週の水曜日(7月9日)、王様がいらっしゃった。
いや、庭のカエルがわざわざ玄関に訪ねてくださった。
霧雨が降ったりやんだり日が射したりした日の夕方、本格的な雨がざっと降り出してしばらくすると玄関の扉がガタンと閉まる音がしました。古い木造家屋なので玄関扉を閉めたはずなのに開いてるじゃん! ということはよくあります。
玄関に出てみると、三和土に王様がいるっっっ!!!???
明るいところでまじまじ見ると、茶色い皮膚でお尻のあたりに黒い縞模様が不規則に綺麗に流れてました。体長は(といってもしゃがんだ状態で)12〜13センチ程度。
そしておもむろに王様は懸垂を始めたのでした。
玄関扉右側にガラスがはまっていて、三和土の床から15㎝程度の高さの木枠の桟があるのですが、そこに手をかけて、ぐうーっと。
王様、なぜに懸垂を?…しばらくして、懸垂じゃなくて、ガラスを通して入ってくる雨や庭先の気配に反応してるんじゃないのか、つまり王様は外に出たいんじゃないの? と気づき、鋳物の蚊取り線香立てをドアストッパーにして扉を開けました。
王様は悠然と歩を進め外にお出になったのでした。皮膚が乾いてしまうと死んでしまうんだものね。
王様わざわざご挨拶ありがとう。扉に挟まれなくて何よりでした。
編集:t:eeh
コメント
いやいや。ご挨拶に行ったまでじゃ(おおさまガエル)。
びっくりしましたよ、王様。懸垂付きの挨拶はそうそう見れるものではございません。