先週末、ジジババに孫の顔を見せるため山形の実家へ行ってきました。新幹線を使って3時間の旅。ひと昔前のことを考えればだいぶ時間が短縮されていますが、子連れだとなおさら。食べる、泣く、暴れる、笑い転げる1歳半の世話をしていると、気づけば宇都宮、福島、米沢、かみのやま温泉、とあっという間に通り過ぎていきます。
久しぶりに孫に会ったジジババは本当にうれしそう。正月にも連れて帰らず(教科書作り佳境で無理だったんだよー)済みませんでした! と深く反省する私。
で、帰り着いた山形は、今が桜の盛り。滞在中の晴れた日に、山形市内の桜の名所・霞城公園に花見に出掛けました。満開宣言が出た当日でしたが、八分から九分咲きといった感じで実にきれい。
この公園は城跡でぐるりお堀に囲まれているのですが、そのお堀に沿った石垣の上にこれまたぐるり桜の木があります。一周ゆっくり歩いて30〜40分、ずっと桜の花の下を散策できます。東側にはお堀に沿って奥羽本線や仙山線の線路が走っていて、この時期、新幹線以外の電車は乗客が桜をよく見られるように徐行してくれます。田舎ならではのサービス。桜と電車を一緒に撮ろうという鉄ちゃんたちもがんばってました。
そんな中、ふと気づいたのがその落ち着いた花見風景。確かに賑わっているのですが、東京で見られるような必死の場所とりや、酒を飲んでどんちゃん騒ぎといった様子は皆無。天気がよくて、きれいな花が咲いていて、程よくにぎやかで、みんな楽しそう。別に郷里贔屓のつもりはありませんが、なんかこういうのっていいなあと思いました。
歳とってちょっと里心がついたかな? 孫の顔を見せることを口実に、もっと頻繁に郷里に帰ろうかなと思った次第です。
(編集:凹山人)
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