雨の木

7月1日から10日まで、きっちり10日間、ずーっと降り続いた雨が(一瞬晴れましたよね? 降り始めの次の日だから2日の夜だったかな?)ようやく止んだのに、なぜに雨の話?
それは7月1日、8日と気持ち良さげな雨の井の頭公園を見たからなのだった。

そんなわけで、このたびは日本古典芸能史の面白さ紹介は1回お休みで閑話休題です。

吉祥寺駅南口から井の頭公園を抜けると玉川上水とぶつかります。吉祥寺駅から続くバス通り(公園通り)が玉川上水を渡る橋を「万助橋」といって、その先、6面続くテニスコート、そしてジブリ美術館が木々の中にあります。万助橋の交差点からジブリまで200〜300m??

ちなみに万助橋から三鷹に向かう上水沿いの道はジブリ美術館ができたときに「風の散歩道」と名付けられました。こちらも木々がうっそうと繁るよい環境です。

玉川上水に面した井の頭公園の一角は雑木林のようになっていて、冬も、若葉の五月も、草いきれがムンムンする夏も、つまり四季を通して歩くのに楽しい環境です。

ことに雨が降ると、とてもいいかんじ。どれくらいいい感じかというと、バスをおりて歩きたくなるくらい。

大江健三郎に『雨の木を聴く女たち』という作品があって、ずいぶん前に読んだので内容はもう忘れたのですが、水音の中でのんびりするみたいな余韻のある本だった気が(定かではない…)。
そんなわけで、雨の日の井の頭公園を見ると、つい「雨の木、レインツリー」と連想してしまうのでした。

雨でなくても、吉祥寺にお越しの際はぜひ井の頭公園の玉川上水沿いの散策を楽しんでください。空気が緑色ですから。

編集:t:eeh

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