ムサビ鷹の台キャンパスでは、ムサビ版画出身の銅版画家・結城泰介さんの展覧会が昨日から開催されています。
結城泰介 銅版画展 ~光のありそうな夜~
会期:2016年5月9日(月)~2016年5月31日(火) *日曜休廊
時間:11:00-17:00
会場:武蔵野美術大学 2号館1F gFAL
(その他詳細→こちら)
銅販画特有の漆黒を背景に雪か泡のような無数の白い点が舞う中、鳥や動物、草木、建物などが小さく配置されている、詩情あふれる作風です。ただ、一見静かで平和な世界が描かれているようですが、じっと見ているとざわざわとした落ちつかない気持ち、ある種の怖さのようなものが感じられるかもしれません。大変技巧の凝らされた作品ですが、写真ではわかりづらいので実物をご覧になることをお薦めします。
明日11日に、作家によるギャラリートークや版画技法の実演が行われるようです。
是非お出かけください。
もうひとつ。
先日、これまたムサビ版画の後輩である冨田美穂さんからDMが届きました。
木版画家である彼女のモチーフは、学生時代から一貫して“牛”。大学卒業後は、当然のごとく北海道の牧場に職を求め、酪農の仕事に従事しながら制作、発表を続けてきました。近年は酪農業界誌の表紙を担当したり、絵本の挿絵(→こちら)なども描いています。
冨田美穂さんのHP(→こちら)
そんな彼女が今回初参加するのが、ずばり「牛展」。
ストレートすぎる展覧会タイトル。
牛展(公式サイト→こちら)
会期:2016年5月13日(金)~5月15日(日)
開場時間:
13日(金) 13:00~18:00
14日(土) 10:00~18:00
15日(日) 10:00~17:00
会場:アーツ千代田 3331 (公式サイト→こちら) B104号室
東京都千代田区外神田6丁目11-14 旧練成中学校内
03-6803-2441
牛展とは?
公式サイトによると、
「牛」は私たちにたくさんの恵みを与えてくれる
とても身近で貴重な存在です。
かつては近所を歩けばどこにでも牛がいるような
環境でしたが、農家さんの数が減っていくとともに、
“食” としてのイメージが先行しつつある現在では
実際の牛と触れ合ったことのない方もたくさんいらっしゃいます。
“動物” としての牛の魅力を知り、牛をもっと身近に
感じてもらいたいとの想いを込め、様々なジャンルで
活躍するプロのアーティスト達が「牛」をテーマに
作品を展示し、牛・牛・牛!の癒しの空間を
つくりだします。
2008年から始まり、3回目の開催となる
牛展3では、
牛雑貨・乳製品の販売やワークショップなども開催いたします。
都会の真ん中で牛の魅力に触れ、牛を好きになる
きっかけになれたらと思っています。
2016年 牛展メンバー一同
とのこと。
牛をモチーフにした作品の展示というだけではない、牛愛あふれるイベントのようですね。こちらは3日間と会期は短いですが、興味をもたれた方、是非お出かけください。
(編集:凹山人)
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