東京国際ブックフェア

先週の金曜日から日曜日にかけて開催された
東京国際ブックフェア。
大学出版部協会では同時に、日韓セミナーが行われ、
全北大學校出版文化院の黄甲淵先生(協会理事長)以下
18名(12出版部)の方々が来日された。
日本側からは東海大学出版部の稲英史さんが
「ある図鑑の刊行が大学出版部にもたらしたもの」を発表。
韓国側からは、全北大學校の宋德鎬先生による
「大学、出版そして編集」と
慶尚大学出版部編集長・金鐘吉さんの
「大学出版部の編集を再び考える」という発表があった。
いずれも熱の入った御講演で、時間が足りない!

韓国側の発表で印象深いのは、編集者が今まで以上に
キュレーションすべきであるという主張で、
それは企画そのものについても、売り方(イベントを必ず
行うなど)についても、すべてを担うべきだ、
というもので、金鐘吉さんは具体的な書名をあげて
その実践を語られた。
「アイデアと情熱で、小さいが個性ある大学出版部を!」
という考え方は、まったくその通りと頷くしかない。

その一方で、東京国際ブックフェアは出展者数が減り、
ずいぶんと小さなフェアになった印象がある。
大学出版部協会ブースの売上は、どうだったかな。
もしも売上が下がっていないならば、小さくても濃い
フェアになったと思えるのだが。
[編集:ハムコ]

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