凹山人の吉報、日々、なかなか先が見えない(?)
編集の仕事に携わる者にとっては、たいへんな励みになり、
同時に、著者の研究成果にあらためて敬意を表す次第です。
さて、現代アートの版権取得、あとはジェフ・ウォールのみ。
間の悪いことに、ジェフは今年の夏にギャラリーが変わった
ばかり。ニューヨークの巨大なギャラリーである。
そのせいなのか、2カ月たってもいっこうに返事が来ない。
が、ここで諦めるわけにはいかない。
第7章「現代アートと写真」は、5人の写真家の作品を並べて
論じているところに魅力があるので
「すいやせーん、ジェフに無視されて図版ないっす」
というわけにはいかない。
版権交渉を手伝ってくれているNさんが、
「作品はポンピドゥーにあるので、フランスの著作権協会に
あたってみます。カナダのギャラリーに彼の作品をたくさん
持っている所も見つけたので、ダメもとで相談しましょう。」
Nさんは「ジェフ・ウォールを探せ!」世界プロジェクトを開始。
カナダの電話帳で「Jeff Wall Studio」を発見して電話をして
くれたり(残念ながら留守電だった)、それらしきFacebook
はあるものの、本人かどうかわからず・・・
そうこうするうち、カナダの親切なギャラリーが間にはいって、
ついにJeff Wall Studioとメールで連絡がとれるようになった!
Nさんいわく「カナダ人の親切は、有名なんですよ」。
結局フランスで許諾をもらい、画像はカナダ経由で届き、
あちこちで親切にしてもらって、図版の版権取得はこれで終了。
本づくりって、いろんな人がかかわっているのです。
[編集:ハムコ]
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