本のカバーとしおりのおそろいシリーズその2。
富松保文 訳・注『メルロ=ポンティ『眼と精神』を読む』。
本のサイズは四六判(264ページ)。右にカバーとモチーフを合わせたしおり。
「メルロ=ポンティさっぱりわからない」と嘆く人のために、訳文と詳細な注で思考の構造を懇切丁寧に解いた本です。さらに、原著には収録されていたけれど日本版では未掲載だった図版を掲載。セザンヌ、クレー、ジャコメッティ、マティス、デュシャン、ドローネー、レンブラント。載せるだけじゃなく、色やディテールの再現性にこだわりました。画像とともにこの思考を読み解いてほしいと考えた結果です。新訳美大版といったところ。
今井良朗 編著『絵本とイラストレーション 見えることば、見えないことば』。
本のサイズはA4判変型(232ページ)。右にカバーと同じイラストのしおり。
イラストはドュシャン・カーライです。スロバキアの色彩の魔術師とも絵本の魔術師とも呼ばれる大家ですが、カーライご本人の許可をいただき、掲載可能となりました。
あやしくて美しいカバーを繰れば、18-19世紀の貴重な図版や、絵本の歴史や冒険を伝える画像がびっしり詰まっています。カバーデザインはいずれも寺井恵司さん。
どちらも美大出版局ならではのアプローチの本です。
編集:t:eeh
おまけです。
『絵本とイラストレーション 見えることば、見えないことば』カバーの表4。
帯を外してます。
裏側? と言えばいいのか、ひっくり返したとこと言えばいいのか。
これもドュシャン・カーライさんのイラストです。
カバー袖には時計を担いだ3月ウサギがいる。
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