あけましておめでとうございます。
年末年始、皆さまはいかがお過ごしでしたか?
「主婦に休みはない」
「ずっと原稿を書いておった!」などなど、
ムッとしたお声も聞こえてまいりますが・・・
年末、ある研究者と話をしていて、
その舞台は19世紀末から20世紀初頭のアメリカ。
「ローラ・インガルス・ワイルダーって知ってる?
え?知らないの? この時代やるなら必読書でしょ」
と思わず言ってしまった。
若い研究者に無責任なことを言ってしまったのかも、
と反省して、小学生時代の愛読書『大きな森の小さな家』
を引っぱりだしてきたら、もう止まらない止まらない。
40数年ぶりにひらいても、福音館の函入りハードカバーは、
スピン(しおり)の色こそ褪めてはいるが、
どこにも古くささはなく瞬く間に四巻読了。
つづきは岩波少年少女文庫、現在では六冊あるらしい。
手元には変色した四冊しかないが、これも読破。
欠落している巻をさっそく購入。
さらには娘ローズに宛てた書簡集もあるとわかって
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小学生ハムコは公民館の「子ども文庫」で借りて読み、
つづきものを読む楽しさを初めて味わい、
中学生になってから、やっぱり欲しくなって、お年玉で
福音館から出ていた五巻をえいっと一気に買ったのでした。
すでに読んだ本を買うことに「大人になった感」を得て、
ものすごく満足したのを思い出しました。
公民館の本には函がなく、自分の本を函から出して読む、
そのことも嬉しかったなぁ。
函に顔を埋めるようにして匂いをかいでいたっけ。
小さかったハムコよ、その後、あんたは
「函入りの本は、なかなかつくれないからねぇ」なんて
つぶやきながら、相変わらず本を後生大事に抱えているよ。
・・・と感慨にふけっているうちに、年が明けました。
皆さま、本年もご指導ご鞭撻の程を、ご愛顧を
何卒よろしくお願い申し上げます。
[編集:ハムコ]
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