間もなくです

TVなどで連日CMの他、試写会の様子などが紹介されていてご存じの方も多いかと思いますが、映画《嘘を愛する女》が今週末、1月20日土曜日より公開になります。
この作品は、新作映画の企画コンペ「TSUTAYA・クリエイターズ・プログラム・フィルム2015」でグランプリに輝いた作品を、企画者である中江和仁さんが自ら監督として映画化したもの。長澤まさみ、高橋一生という人気俳優二人の主演をはじめ、その他の豪華キャストにも注目が集まる話題作といってよいでしょう。
この中江監督、実はムサビ映像学科OBであり、MAUPが2010年に刊行した『映像表現のプロセス』(板屋緑・篠原規行/監修)の著者のお一人でもあります。『映像表現のプロセス』では、中江さんが学生時代に制作された《single》という作品の制作工程に沿って、その時考えていたことや制作上のアイデア、工夫などが赤裸々に語られています。また、《single》全編を収めたDVDも付いていますので、テキストと映像を行き来しながら読み進めることも可能になっています。
《嘘を愛する女》の企画は、在学中から頭にあったとのこと。それから10数年を経て華々しい公開の日を迎えようとしている作品にはもちろん大注目ですが、予算や機材、キャストなど思い通りにはいかなかったであろう学生の立場で撮影された、中江さんの原点とも言える作品についても是非知っていただきたい思います。そこには、今に繋がる中江監督の視点を読み取ることができるはずです。

《嘘を愛する女》公式サイト → こちら
中江和仁監督プロフィール等(公式サイト内) → こちら
『映像表現のプロセス』詳細 → こちら

話は変わって、今週木曜からいよいよ武蔵野美術大学「平成29年度 卒業・修了制作展」が始まります。

「平成29年度 卒業・修了制作展」
日程:2018年1月18日(木)~2018年1月21日(日)
時間:9:00-17:00
場所:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
(アクセス → こちら

詳細は、大学のサイト等でご確認ください。 → こちら

卒業・修了制作展開催中に、学生による高校生向けのトーク&鑑賞ツアーが行われます。美大進学を考えている方はもちろん、美術・デザイン等に興味のある高校生の皆さんも、是非参加してみてください。
詳細は → こちら

もちろん映像作品の卒制・修制も出展されます。これらの作者の中に未来の大監督がいるかもしれないと思うとワクワクしますね。ただ、かなりの数なので、全部を観るのは相当大変なことと思いますが……。いずれにせよ、映像のみならずさまざまなジャンルにわたる集大成の数々、是非ご覧ください。

(編集:凹山人)

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