現在、関野吉晴先生の「地球永住計画」(本計画についてはHPをご覧ください)関連の本を制作中ですが、その内容の核ともなっているのが関野先生がここ2年あまり、月に1回ほどのペースで続けられている「玉川上水観察会」です。この観察会では、ムサビの非常勤講師でもある生態学者の高槻成紀先生が講師的役割を務められています。高槻先生の解説を聞きながら玉川上水の自然を観察すると、玉川上水がワンダーランドになると関野先生は仰っています。世界中の自然の中を旅された関野先生が、ごく身近な都会に残されたささやかな自然の中に、秘境にわけ入るようなワクワクを感じている様子が面白いですね。
今月の観察会が、次の日曜日に開催されます。午後の部は、上水横の津田塾大学構内で行われるため参加申し込みが必要とのこと。希望される方は、下記の高槻先生のメールアドレス宛にお申し込みください。
「7月8日(日)玉川上水観察会」
内容:午前中は訪花昆虫のデータをとります。残れる人は午後、津田塾大学でタヌキのタメフンを観察、回収し、水洗してマーカーの検出をします。マーカーとはソーセージに入れたプラスチック片で、キャンパスの外に置いてあり、タヌキの動きを調べようとしています。
集合:9:30 西武国分寺線・鷹の台駅前
持ち物:筆記用具
天候対応:小雨決行。強雨のため中止する場合は当日の朝に本ページ(→「高槻成紀のホームページ『晴行雨筆』の日々から生まれるもの」)に公表します。
申し込み:どなたでも参加できますが、午後も参加する人は入構許可が必要ですので、7月5日までにお名前、所属(あれば)をお知らせください。takatuki@azabu-u.ac.jp
また、観察会のこれまでの様子は、上記の高槻先生のHPや昨年刊行されたご本で知ることができます。
高槻成紀『都会の自然の話を聴く: 玉川上水のタヌキと動植物のつながり』(彩流社、2017)
興味をもたれた方は、こちらも是非。
(編集:凹山人)
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