11月のあれこれ

11月である。もはや待ったなし。
「うわーっ、もう年末!? 勘弁して…」という悲鳴があちこちから聞こえてくる季節でもある。

年の暮れって、終末の華やかさのようなものがあってわりと好きなのですが、年齢とともに、わけもなく「あわわ」と思うようにもなりました。寂しいものです。
で、11月になると、これもわけもなく「西向く侍」と思う。
「にしむくさむらい」は、30日以下の小の月、2月4月6月9月11月の語呂合わせですが(語呂合わせと言っていいのかな)、どういうわけだか、t:eehの中では「西向く侍」は、「年の暮れ」に佇む人のイメージなのである。

そして11月に入ると、酔芙蓉はもう咲かない。
この夏たっぷりと咲いてくれた酔芙蓉を10月暮れに剪定し、心残りの枝を三本のこして(蕾が3つ残っていた)、一週間様子を見たけれど蕾は全くほころぶ様子もなく、昨日ばっさり切りました。

そういえば、ここんとこカエルの姿も見ていない。
人のご挨拶より一足先に、庭はもう「また来年お会いしましょう」の季節なのである。

編集:t:eeh

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