「絵と、」と題し、今年の4月7日から始まり来年3月23日に終了します。
東京国立近代美術館の蔵屋美香さんをキュレーターに迎え「絵画が現実に関わる」とはどういうことなのかを問う連続企画です。
1回目が五月女哲平さん、第2回が藤城嘘さん、第3回が村瀬恭子さん、第4回が千葉正也さんで11月10日から2019年1月12日まで開催中です。ラストは中村一美さんで、2019年1月26日から3月23日まで開催されます。
いずれも「絵と」現実を、絵画ならではの方法で切り結ぼうとしている人たちであると蔵屋さんは言います。
なぜいま絵画を連続企画で取り上げるのか。(「絵と、」に貼ったリンクをぜひご覧いただきたいのですが)その背景には、3.11以降の日本の美術界の動向があります。写真や映像、プロジェクト型の作品は社会に対してかなり率直に発言してきた。では絵画はどうなのか。
蔵屋美香さんは田中正之 編『現代アート10講』でも、「ポスト3.11の美術ー美術と社会はどう関わるべきか」という論考を執筆されています。
ギャラリーαMのウェブには、シンポジウムの記録ほかに、
1988年から2015年まで開催された展覧会のアーカイブが保存されています。
芸術の秋って言葉がいまも有効なのかどうかわからないけれど、ギャラリーαMのアーカイブを彷徨いながら、アートやら芸術やらについて物思う時間を過ごすのもよいかと思います。
編集:t:eeh
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