昨日夕刻、吉祥菜館にMAUP大集合。
吉祥寺南口より徒歩三分、この中華料理屋のおやじさんは
手がすくと胡弓を弾いてくれたり、老酒をガンガン呑む我々に
「仲がいいねー、姉妹みたい」と云うや
すらすらとその場面を漢詩につづってくれたりする。
ウワバミのように呑む奴もいれば、ベジタブルオンリーもいる
というMAUP集団が仲良く食卓を囲むにはこの店しかない。
北京ダックコース(しかも安い)を堪能する一方で、
おばさんはベジタブルオンリーにむかって
「チャーハン食べる? たまご大丈夫? ねぎ、ダメ?
オイスターソース嫌いね?」
と、それはそれは優しい口調で聞いてくれる。
おばさんの口調は「誰にでも美味しく食べさせてあげたい!」
という愛情にあふれている。
以前に電話で予約したときに、なぜか全員分がベジタブルの
フルコースになってしまったことがある。
(下戸のt:eehが電話で予約したときだ)
「大丈夫、大丈夫」とおばさんは云っていたが、
空芯菜と豆苗が同時に饗されたのを見て、
「まつがった!」とワレワレは気付いた。
「にーく、にーく、にーく、肉!」と若い連中が騒ぐ。
「鉄鍋餃子、3皿追加でお願いしまーす!」と注文したら、
「餃子、ぜんぶ肉ね」とおばさんは悲しそうな顔で云った。
ごめんね、おばさん。ベジタブルはオンリーワンなの。
以来、おばさんは間違ったりしない。
[編集:ハムコ]
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