展覧会「内田あぐり VOICES いくつもの聲」

ここ数日、東京地方はよく晴れて気温も高め。朝のテレビでは、気象予報士の方が「日に日に気温が高くなっています」などと言っていて、今は春だったかしらん? とおかしな感覚にもなりました。でも油断大敵。来週は10度台前半まで下がるようなので、体調を崩さぬよう気をつけましょう。

そんな中、ムサビの名誉教授でMAUP刊行『日本画:表現と技法』の著者のお一人である内田あぐり先生の展覧会が開催中です。

photo by Ali Uchida

展覧会「内田あぐり VOICES いくつもの聲」

会期:2020 年 11月 7日(土)- 2021 年 1月 24日(日)
   ※毎週月曜日休館 
   ※12月29日〜1月3日休館
時間:9:00-17:00(3月〜11月)
   9:30-16:30(12月〜2月)
会場:原爆の図 丸木美術館
入館料:大人900円/中高生または18歳未満600円/小学生400円
    その他割引等については美術館webサイトでご確認ください。

「丸木位里、丸木俊の共同制作『原爆の図』誕生から70年という節目に、現代日本画を代表する内田あぐりの展覧会を開催することになったのは、内田が近年、絵画素材・技法研究の活動を通じて、『原爆の図』や『沖縄戦の図』に関心を寄せ続けてきたことがきっかけです。とりわけ、位里が試みた水墨表現の実験性については、今日の作家へと受け継がれてきた表現の根幹を成すものと強く共感しています。
また内田は、絵画において身体をテーマに人間存在の根源を探求し続けてきた画家であり、その眼差しは、位里と俊が積み重ねてきた絵画の主題にも通底しています。」
(美術館webサイトより)

美術館webサイト → こちら 

内田先生は本展以外にも、神奈川県立近代美術館 葉山館で開催中の展覧会「生命のリアリズム:珠玉の日本画」にも出展されています。こちらは来月20日まで。どちらも、十分お気をつけて是非お出かけください。

そうそう、『日本画:表現と技法』といえば、その入門篇とも言うべき部分をもとに、英訳、再編した電子書籍『Nihonga for Beginners』も好評発売中です。日本画を学ばれている方は、普段自分が使っている技法や道具を英語ではどう表現するのか知るのにとてもいい資料となるでしょう。また、日本画について外国の方に説明するのにも役立ちそうです。興味を持たれた方は、是非購入をご検討ください。

(編集:凹山人)

コメント

タイトルとURLをコピーしました