もうひとつ丑の話。撫牛

文脈と顛末次第では、世の中的にはごくごく当たり前のことが意味あることのように思えてくるという話です。
この連休、新聞にページ2分の1のスペースで、どどーんと「病平癒、撫牛をあなたのお家に」という広告が載っていた。金ピカの牛の像で菅原道真公所縁の何たらかんたらとありました。おお…これは年明け以来、ハムコとt:eehの間で「由来はなんぞや、ルーツはどこじゃ」とごく局所的に話題になっているあの撫牛ではないか。丑年だなぁ。コロナだなぁ。
ハムコんちのウシは右から見ると自信満々で強そうに見え、左から見ると愛敬のあるかわいらしい表情で額に梅花紋があるという。梅花紋の牛ってたしかに菅原道真だよね、忘れてたけど北野天満宮にも撫牛がいたんじゃなかったっけと思い、ウェヴでサーチしました、北野天満宮。
いた!! 北野天満宮には計13頭!の撫牛がいるそうなのですが、楼門を入ってすぐのところにある撫牛の像がハムコんちのウシとそっくり。前脚のたたみ方や尻尾、後脚の位置は言うに及ばず、にまーっとした口元なんてご一族だよねと言いたくなるくらい似ているし、目が赤いのも同じである。
というわけでハムコんちのウシ様は、北野天満宮楼門脇に鎮座する赤い目の撫牛の流れを組むものということに、いまのところ落ち着いたのである。ちなみに、石の彫り物で目が赤いってすごいよね、と思うのでした。

編集:t:eeh

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