春が短すぎる。どんどん短くなっている。
昨日から、東京はもう梅雨がきたみたいな天気で、月曜日の朝からなんだか憂鬱になってしまう。
読めなばならないもの、やらねばならないものに追いかけられている。
付喪神にたとえるならば、まずはブアツイ書籍がバサバサとページを繰りながら走ってくる。こいつは足が速いらしい。
その後ろを追ってくるのは、巨大なクリップの目玉をつけた原稿の束。どすんどすんとやってくる。
なんかよくわかんないけど、捺印しないといけない書類は一反木綿みたいにひらひら宙を泳いでいる。
青ペン、赤ペン、各種の蛍光ペン、鉛筆、鉛筆削り、消しゴム・・・ちょこまか飛び跳ねる。
パソコンは仲間に入っていないようで、ちょっと安心する。
けど、人の頭の上をぐるぐる回って、うるさーいっ!
やや元気のない月曜日、遠藤彰子先生から資料が届く。
「昨日・今日・明日と◯◯◯◯の審査で大忙しの毎日です」
というお手紙には、汗をかきながら走っている小さな彰子先生が描き込まれている。
その忙しい合間に、資料を用意して、お手紙まで書いてくださったかと思うと、頭の上の付喪神は恐縮したのか急に鎮まり、なんだかだんだん元気になってきました。
彰子先生、ありがとうございます!
(編集:ハムコ)
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