連日、新刊の情報をお伝えしています。
先週金曜日にハムコ編集長が担当した『ぺらぺらの彫刻』が
メルカリにでている! というショッキングなニュースが。
いろいろな思いが渦巻いています。
いや特定なんて、しませんよ(多分)。
気分をかえて、新刊の話題です。
『ぺらぺらの彫刻』は立派な分厚さの本です。
ぺらぺらではない用紙です。そして内容も重厚。
彫刻はじめ表現することに興味がある方には
ぜひご覧になっていただきたい一冊です。
そして、『民俗学 ヴァナキュラー編』はムサビ内の世界堂で購入、
もしくはMAUPへ直接購入していただくと、オリジナルシールが特典として付いてきます。
どんなシールかは、お楽しみに!
また『編集をひもとく 書物観察の手引き』も情報をアップいたしました。
出版、編集の基本が詰まった一冊で、出版、マスコミ関係、
デザイナー志望の方に特におすすめです。
私が個人的に興味深かったのは、「第4章:文字組みと装丁[田村裕先生著]」の
「3.大正期新興美術運動と芸術表現としての編集行為」にでてくる、
萩原恭次郎の『死刑宣告』についての著述です。
30ウン年前、私が高校生だった頃、詩が好きな友人に
その本を見せてもらい(もちろん復刻版)、自分も欲しくて欲しくて、
今はなき、池袋のリブロで購入(当時、とんがっていた書店のひとつでした)。
しかし、本の中身が開かない!
『編集をひもとく』に詳しくありますが、
小口の三方を切り落とさないで製本した、アンカット法という書籍で、
そんな洒落たことなど、つゆ知らず、本が開かないことに驚愕。
「これじゃあ読めないです(涙)」と、返品させてもらった
覚えがあります(私が無知なせいで、当時の書店員さん、ごめんなさい!!)。
思い出すたび、キュっ(キュンではない)としますわ。
*『編集をひもとく』武蔵野美術大学通信教育課程、
2022年度に開講される新授業『編集論』の教科書で、受講される方には、
春に大学より配布されます。ご注意くださいね。
ご紹介した新刊は、まだ書店発売前です。
オンライン書店では、予約を承っております。
ご贔屓によろしくお願いいたします。
[営業zucchi]
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