2020年12月に刊行した十時啓悦先生の著書
『日々の器 悠久の漆』。
十時先生の美しくも身近で使いたい「用の美」の漆作品。
そして、漆の用途やその歴史。
刊行当時は写真の美しさ、伝統工芸のすばらしさに見惚れ
でも、でも、やはり遠い存在だった漆。。。
そんな私がとうとう漆を購入してしまいました。
なぜなら金継ぎに興味を持ってしまったから。
私は下手ながら陶芸をはじめてはや10年。
陶芸の技術はまったく成長せず、歪んでいる作品でも満足して、
少々欠けてしまっても気にせず使っていたのですが、
欠けた器など縁起悪いと家人が言い出し、
そんなに言うならと修理しなくては、と「金継ぎ」が気になりはじめました。
接着剤? でもいいのですが、それならばと漆を接着剤にした
金継ぎに興味が湧いてきたところ、
すでに『日々の器 悠久の漆』担当編集者のt:eehはすっかり
はまっていて、金継ぎした器はより愛着が湧くなどと教えてもらい、
そして同じく担当デザイナーのTさんも金継ぎにはまっていて、
そんな様子を伺いながら、より興味がでてきたのであります。
そして、金継ぎの本や詳しく紹介しているWEBなどを参考に、
具体的な方法を頭に入れて1ヶ月。まだ始まらない。
なぜなら、私は汚し屋で、ゴム手袋してようがなんだろうが、
ぜ〜ったい漆が皮膚につくだろうと予測できます。
それに飼い猫が新しいものにはいつも興味津津で、顔を近づけてきます。
猫だってかぶれるでしょう。。。
うーーーん。自宅で漆を扱うのは難しいかなあ、と思いながら
とうとう購入してしまいました。
漆!!
そして、金継ぎ用の金粉!
(蒔絵用の竹筒も!これ憧れの道具です)
真綿(絹の綿)も購入し、着々と金継ぎ準備だけは進めているけれど、
かぶれたら仕事にも影響あるし、、、。
実践するのはまだまだ。
道具をじっと見つめているだけで、
シュミレーションをし続ける夜を過ごしています。
[営業zucchi]
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