100分の18_18年間経てのはじめて

夏の刊行物の仕込みが順調で、ちょっと息が楽になった今日この頃。
今日は、個人的なことを。

先月23日(土)のこと、
お稽古をつづける小原流の東京支部100周年記念式典があった。
コロナ禍の中、無事開催されて何より。
表彰のほか、いけばなのデモンストレーション、100年の歩みをフィルムなどを交えて構成されたもので、
とても感慨深いものだった。
ひとつの組織として成り立つように、
支部として仕組みをつくり、研究会を設け、
継続・発展していくため、先人たちが努力してこられたことが胸をうった。
関東大震災の頃からだものなあ。

そんな小原流のお稽古をはじめて18年。
「家にお花を綺麗に飾れたらいいな。習ったら技術もついてくるし」
くらいの軽めの気持ちで始めたのだけれど、はまってしまったと感じる。
社中の先輩方のいけた花を見ていると、
私も続けたら今よりもう少し、よくいけられるかも、と思ってしまったから。
憧れの人がたくさん身近にいると頑張れるのかもしれない。
一級まであと3年というところまできたけれど、
昨日のお稽古では「(頼んでいた)燕子花は葉組ができるような状態ではないからと花屋さんから連絡がきたの。
今日は花菖蒲の様式にしてね」と、いきなり花材変更。
燕子花をいけるつもりで復習してきたのに、しかも花菖蒲の様式ははじめてなのに。
先生曰く「花菖蒲の葉組をしないまま、一脇(一級手前の私の級)まできちゃったの? 小原流様式集成をみて、頑張りなさい」。
いつものごとく、3回いけ直しの時間切れで教室をあとにする。
この季節にしかいけることができない「水もの」のお花。
来年は、2回いけ直しくらいで「合格!」がほしいな。

[制作:呑猫]

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