計画的に進められる増刷の修正をスタートさせた。
先陣をきって始めた『美術教育資料研究』で、つまづく。
MAUPで本文組版したので、スムーズにいくと思いきや……。
2014年初版のこのタイトル、InDesignのバージョンはCS6だった。
それを、現在使っているCC2020で気やすく開いてみたら
明朝系は大丈夫なのに、ゴシック系の文字が同じにならない。
さらにCC2020から入稿用pdfを作成すると、
2014年に入稿したCS6のpdfデータより太くなってしまう。
怪奇現象のようだわ〜。
一晩たち、本日やってきてくれたDTPマスターのM.Tさんに相談すると
「Macも新しくなってOSも違うし、InDesignのバージョンが問題かも」との回答をもらう。
再トライ。もはやCS6は開けて文字まで荒れた状態になり無理だったが、
CC2014ならば開いて修正ができ、入稿用PDFは同じ状態になった。
もともとPDFで印刷所へ入稿していたので、
印刷所に「なんとかして!」とお願いしたところでInDesignデータを渡し
「同じ書体がないと出校できませんね。書体をください」といわれ、
挙げ句は修正ページだけではなく
「書体が揃わないので、全ページ出しましょう」という話になるのがオチ。
新しければいいというものではない。
旧バージョンでいかなければならないこともあるのだ。
[制作:呑猫]
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