勝井三雄先生の木版画の撮影

白尾隆太郎先生『構成 高橋正人の遺した造形教育』の刊行が、秋になりました。
今月末に入稿しますので、秋には必ず出ますからね! しばしお待ちくださいませ。
というわけで、昨日、この御本に掲載する図版のために、本学美術館で撮影を行いました。
1979年6月に発行された「鎖された形態 II」には、勝井三雄先生の木版画6点が納められています。
リッカー美術館「木版&現代」という展覧会のために作成された作品で、「限定200部(他に非売品20部)」「彫り、摺りともにアダチ版画研究所による。」という但し書きがあります。
近寄って見れば見るほど、グラデーションに吸い込まれそうになります。
この作品のことは、いろんな書籍に図版の掲載がありますが、こんなふうには見えないの。
そこで白尾先生は悩みに悩んで「よし、やっぱり撮影しよう!」と決断され、、、そうなるとカメラマンも、撮影場所も、勝手知ったる(?)学内で、じつに迅速にコトが進むのでした。
しかし、ホンモノの迫力は凄い。あらためてそう思いました。
(編集:ハムコ)

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