多分全国的に、いや、関東だけかもしれませんが、乾燥が激しいです。本格的に冬だなぁと手を見つめ思う。
遡れば、一ヶ月ほど前にハンドクリームが必需品になり、そしていま指の先が痛い。もはやハンドクリームを握りしめる勢い。乾燥して手が荒れるのはもちろんのこと、紙を毎日触っていると指の先からどんどん皮脂が抜けていきます。
コンピュータだなんだといっても、それだけで本作りが進むわけでもなく、最後のチェックは紙の勝負なわけで、プリントアウトされた原稿を広げては赤いボールペンはもちろんのこと、色とりどりのマーカーで気になる箇所をかたっぱしからマークする。紙を持ってこい!の世界です。さらに鉛筆で書き込みを入れる。紙を繰る。
繰れば繰るほど指先が荒れる。が、そのたびにハンドクリームを塗ればいいというものでもない。ハンドクリーム塗ったばかりでマウスを触るのはしイヤかもしれない。キーボードもたたけないし、きれいな紙も触れない。そのたびに思うわけです。
呉服屋の女将さんはどうしているんだろう?
反物を扱うから、当然布も皮脂を奪うでしょう。手は荒れるに違いない。しかも、ハンドクリーム塗った手で上等な反物触っちゃ駄目だろう。
しかし。私は、手の荒れた呉服屋の女将さんを見たことがない! みんな着物はもちろん手も大変きれいである。
ここ何年か実はずっと気になっている。呉服屋の女将さんの手のケアは如何に?
女将さんには聞けない謎だ。
編集: t:eeh
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