いま『みんなのアートワークショツプ』という本を制作中。保育園児の造形教室の一年の様子と、園児と保育士さんと保護者が一体となって開いた作品展、そして越後妻有トリエンナーレのワークショツプに子どもたちの作品が参加するまでの経過を描いています。
著者は小串里子先生。美術教師の草分け的存在で、子どもたちの造形教室の指導などに長いキャリアをお持ちです。
小串先生は「生きるためのアート」「万人のためのアート」と言います。
自発的な表現活動の機会があり、そこでオリジナルな表現が評価される。子どもたちは本当の自信を獲得し、そして子どもたちはそのことを忘れない。それは生きる力になるだろう、と。
その力は目には見えない。お金や食べ物や家のように具体的ではない。それでも生涯にわたってみずからの存在を支えきる、そんな力なのだろうと信じている。
『みんなのアートワークショップ』は予定より少し遅れて夏の終わり頃には刊行できそうです。子どもたちの造形のパワフルなこと、カラフルなこと、圧倒されます。
そのひとつ。「青い鳥」です。
命の塊のような作品がギュッと詰まっていて、いくぶん疲れた大人を鼓舞してくれるかもしれません。これが私のこの夏の目標。
そして、ごく個人的には、自分の生活のために使う電気はせめて自分で賄えるように準備を始めよう、と思った。
編集:t:eeh
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