ケロT取締役から、重々しい、小さい箱がとどく。
どら焼き? 羊羹? パウンドケーキ?
ちがうな、住所は東京大学出版会になっている。
ついにあの大著が完成したのですね。
http://www.utp.or.jp/shoten/bd/978-4-13-056219-5.html
四半世紀にわたる研究会の成果がつまった研究書。
あまりの専門性の高さに、どこから拝見すべきか分からない。
こういうとき、ワレワレ編集者は「索引」をみるのです。
少しでも自分の興味ある人物がどのように論じられているか。
まずは「板垣鷹穂」574ページ。
・ ・・なるほどぉ、さすがケロT取締役!
ここで「帝国美術学校(←ムサビの前身)」が登場するわけね。
そうして、その章の「註」をみます。
おお、「註5」には当然ながら『武蔵野美術大学六〇年史』と
『武蔵野美術大学八〇年記念誌』があげられ、
「註6」にはMAUPが復刊した板垣の『建築』が!
建築|武蔵野美術大学出版局
武蔵野美術大学出版局の「芸術理論」カテゴリーの「建築」の詳細を表示いたします。
知っているところから少しずつ親しくなってゆく。
本とのおつきあいも同じです。
ハッ?!
この御本の編者である川村肇先生、奈須恵子先生はMAUP
『生活指導論』の著者でいらっしゃいました。
生活指導論 *品切|武蔵野美術大学出版局
武蔵野美術大学出版局の「教育」カテゴリーの「生活指導論 *品切」の詳細を表示いたします。
宣伝じみたブログになってしまったけれど、
この御本を担当された東大出版会の編集者G藤さんに、
日頃の感謝と敬意を込めて(著者の先生スミマセン)。
[編集:ハムコ]
コメント
とりあえげてくださってありがとうございます。ケロT取締役
かるがるしい書き方をお許しください!
このような大著になりますと、敷居が高くて
「私など、手に取るなど、とてもとても・・・」と遠慮が先に
たってしまうようです。
長年かかってまとめられた御本には、独特の生命力があります。
自身の専門領域には遠いと思って遠まきに見ているのではなく、
その生命力に触れて「あやかること」が大事ではないかと・・・
ハムコ