この季節の夜に鳴くもの

2012年になってのブログ書き初めです(t:eehのね)。よい年にしたいですね。
すでに1月半ばですが、年の初めにふさわしく晴れやかな画像を探してきました。

2010年4月21日の東寺の五重塔と八重桜です。ちょっと気が早すぎ。寒中に場違いな気がしないでもないですが、春を待つ心を込めてみました。
春を待つ一番寒いこの時期は、教科書制作の最後の最後、最終の赤字校正に邁進する日々です。
外部校正と内部校正の赤字が編集担当のもとに届き、それをひとつずつチェックしてゆきます。
そして、編集担当は、夜にさまざまな擬音語でひとり鳴くのです。
げっ…、ぐえっ…、がちょーん…、ぐぅ…。これはまさしく「ぐうの音も出ない」というシチュエーション。
「校正者様、ありがとうございます、ぐうの音も出ません」誰もいないのに編集担当は鳴き続けます。
凹山人は一足先にこの最後の関門をくぐり抜け、行ってしまった。心なしか涼しい顔をしているような気がしないでもない。
この寒い季節の後には花盛りの春が来ますから、あとちょっと、あとひと踏ん張りの寒中でした。

編集:t:eeh

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