今日、16時30分から武蔵野美術大学の避難シミュレーションがあります。東京湾北部の首都直下型、マグニチュード7.3、武蔵野市は震度6強、を想定しての訓練です。今16時15分。もうすぐです。訓練前に配布された防災マニュアルに眼を通してみました。
こういうのが作られたわけです。本校のある鷹の台、新宿サテライトのある新宿西口のそれぞれの避難場所を確認。「いっとき避難場所」と「広域避難場所」があることを確認。ほう。
(避難訓練が始まりました。いってきます)
戻りました。いま17時。いざという時、混乱せず的確に学生を誘導し安全を確保するための訓練なので、大切なのです。
東京の道路は放射状だし、山もないし土地勘のない場所から帰るのは難しいとぼやいたところ、凹山人が「鉄道があるじゃないですか。中央線、山手線、京王線もろもろ。いい指標でしょ」と。
目から鱗である。東西南北を失っても、鉄道沿いに歩けば間違えずに目的地に近づくね。いまさらですみません。いまなぜこんなに驚いているか、説明するのは難しい。
条里制の関西育ちに人間にとって、放射状の道路を持つ東京は把握しづらい都市だということにちょっと関係している。
去年の震災時、多くの人が中央線沿いに西へ西へと歩いているのを見ましたが、あたりまえのこととして受け止めていましたが、あれがもっとも安全で確かな方法というか、あれしかない。うーん、うまく言えない。
ひとつの行動の異なる側面が見えてくるというか、避難訓練の成果なんでしょうか?
編集t:eeh
コメント
4月に行われた鷹の台の学生参加の訓練も大規模でした。やってみると初めて図上演習ではわからない問題が明確になるものですね。
神戸出身の私も、平清盛公のご恩徳とともに、条里制のありがたさを感じて、中国と日本の古代人に感謝しています。国立市の似而非条里制も大好きです。