「早い目に行った方がいいよ。今度いつ見られるかわからないし」と友人に脅され、平日なら大丈夫だろうと、東博で開催されている「ボストン美術館展 日本美術の至宝」へ行ってきました。平日でもすでに凄いことになっていました。
それでも、一列に並んで牛歩で、ガラスにへばりつくようにしてじっくり見てきました。吉備大臣入唐絵巻。楽しかった。へらへら笑えるくらい楽しかったです。
夢に出てきそうな奇妙な楼閣は一度此の目で見てみたかったのでした。もう大満足。
それからもう一つ、ずっと見たいと思っていたユリの木の花を見ました。東博の正面にある巨大なユリの木に花が咲いていました。ずっと見たかったユリの木の花。
エドガー・アラン・ポーに「ランダーの別荘」という短編があって、その舞台になるランダーの谷には大きなユリの木があって、花が満開になると…
というくだりを読んだ時、私は思ったもんです。
あの白い百合の花が木に咲くの? 満開って、木にあの白い大きな百合の花がいくつもいくつも咲いちゃうの? 見たい!! どんなに凄い眺めだろう、と。
でもそれは大間違い。ものを知らないというのはほんとに恐ろしい。事実に気づくまで、私の頭の中には白い百合の花で満開になった巨大なユリの木がありました。スペクタクルです。
実際の、ユリの木に咲く花はこんなです。って。写真を撮ったのに、携帯を忘れてきたのでアップできません…。間抜けすぎる。
次回のブー当番のときは必ず載せたい、東博正面の巨大なユリの木に咲く「ユリの花」。いま載せられなくて、残念である。
編集:t:eeh
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