なかなか

テレビでもとり上げられていたので、ご存知の方も大勢いらっしゃると思いますが、もう一月も前にニュースになっていたこの話(リンク先は半月ほど前のものですが)。
素直にいい話だなと思いました。
生徒たちがやったことは
「東京駅で降車する際、用意したごみ袋にごみを入れ、椅子は元に戻すとともに、ヘッドカバーを張り直し、床に落ちたお菓子などのごみを拾った。ごみ袋はまとめて車両の出入り口脇に集めた」。
校長先生が仰っている通り、至極あたり前なこと。
そのあたり前のことがきちんとできる、それも集団でってところがすごいです。
それがまた、先生の直接の指導によらず生徒たちの自主的な行動だったというのだから感心せずにはいられません。なかには「めんどくせぇーなー」と思った生徒もいたかもしれません。それでも全体の行為としてしっかり実現できたところがえらい。
そんなことは、はなから考えていない大人がいかに多いことか。
清掃員の方が思わず手紙を書いてしまうほど、稀なことなのでしょう。
手紙をもらった生徒たちはもちろん、先生方や保護者をはじめとする町の人たちもさぞかし誇らしく思ったことと思います。
未来の教師におくる特別活動論』『新しい生徒指導と進路指導』と教科外の指導に関する教科書を担当してきてその難しさを知り、また、教育現場や家庭で子どもたちの周りで起こる様々な問題がニュースになる昨今、こんな話を耳にして日本の教育(学校での、というだけではない)もなかなかやるじゃないかと思いました。

(編集:凹山人)

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