いよいよ夏も終わるか…という切迫した気分の今日この頃。今年も残りあと3ヶ月なわけです。切実です。
季節外れですが、桜とツリフネソウの写真です。
今年の春、友人から送られてきました。高知の牧野富太郎記念植物園で撮ったとか。正式には高知県立牧野植物園と呼ぶようです。
お伽噺のような何枚かの写真と、そこがどれだけ楽しい場所であったかという報告と、だから植物はきっちり剪定すべきであるという忠告と。たしかに、いま庭は茫茫を通り越して緑が縦横無尽にのたくっています。庭仕事も切迫している。
植物園には内藤廣さん設計の牧野富太郎記念館があります。記念館に行ったのかと聞くと「行って来た。テラスで春の限定なんとか弁当を食べてきた。建物よし、借景よしで、おいしかったわ」と。
今年4月『内藤廣+石元泰博 空間との対話』という本がADPから刊行されました。そこには牧野富太郎記念館の写真も載っています。7月には刊行記念のトークイベントがあり、行って来ました。
t:eehはずっと「石元泰博の眼に耐える建築物」という言葉が気になっています。
トークのテーマは「石元写真を鏡として、内藤廣さんの空間に対する眼差しを解明する試み」というものでした。その「眼差し」が、これからの世代にもずっと引き継がれていきますように、と思いました。これも切実な思いです。
編集:t:eeh
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