ずっち☆が予告をしてくれましたが、
本日より東京・南天子画廊で
「保田春彦 父との対話」という個展が
10月12日まで開催されています。
昭和22年、東京美術学校に入学した保田春彦先生は、
戦後の下宿難でなかなか住まいがみつからず、
ようやく谷中・天王寺の茶室に落ち着きます。
茶室といっても畳一畳、境内のはずれにある茶室には
電気すら通っておらず、友人とその弟の3人で何とか
住めるように工事をして、そこに卒業まで
3人が身を寄せ合うように暮らしたのだ
と先生からうかがっていました。
春彦先生が3年生の夏休み、堺に帰郷して
父上の龍門先生をモデルに肖像を制作。
その話をすると、助教授が「見せてくれ」というので、
肖像をムシロにくるんでチッキで東京まで運び、
(チッキが分からない人は自分で調べてね)
そのまま下宿に置いて・・・60数年を経て、
その肖像がこのたび展示されるという。
夏の数日間、彫刻家の父がモデルとなり息子と向き合う。
そのときの空気が、画廊にどのように流れるのか、
とても楽しみです。
[編集:ハムコ]
コメント
特装本の編集は、すでに手を離れたのですね。一度、拝ませていただきたいものでっす。
じつは、まだまだでございまして・・・
何をしておると各位から叱咤激励(昨日は甲田学長から!)
はい、もう、もう、もう少しです!