美術教育の題材開発

来年4月から使用する教科書制作が大詰めです。

タイトルを決定し、装丁の準備もせねばなりません。

以前にもご紹介した「題材開発の研究」はタイトルが

『美術教育の題材開発』に決定!

「題材」とは、授業そのものです。

どのような材料を用いて、どのような技法を使って、

どのような表現を行うのか。

さまざまな試みと工夫が満載!

今回の教科書は、第5章に「特別支援教育と美術」を

据えています。

特別支援教育の現場からの御原稿を読んでいると、

「特別支援」でなくとも、どこにでも応用できること

(応用ではなく、むしろ基本中の基本)ばかりだと

気づきました。普段から子どもたちをよく見守ること、

よく聞くこと、よく話すこと。。。

絵の具たっぷりのバケツに手を入れることを怯む生徒が

いれば、一緒に手を添えてバケツに手を入れる・・・

なんだか先生が宮沢賢治に見えてくる(涙

「題材開発」同様に、この教科書が力を入れているは、

「学習指導要領の理解」です。単なる言葉の解説ではなく、

美大生にもわかる、つまり直感に訴えるような教科書に

なっています。

いま、図工・美術の授業はどんどん時間数を減らされ、

専任教員をおく学校も少なくなっています。

でも、美術のセンセイってすごいんだよ、

いろんなことができるプロデューサーなんだからね、

みんなで学校を楽しくしちゃうよ!

という本になりそうです。

そして、この本のもう一つの特徴はグランド・コラム。

通奏低音のように流れるコラムについては

またのお楽しみに。嗚呼、自慢したい。でも今日は、

残念ながら時間がないのでした。

[今日もチョコバー:編集ハムコ]

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