イベントのお知らせ

宇宙ヨットと石元さん

宇宙ヨット「イカロス」が帆の展開に成功!というニュースが届いたのは、はやぶさが長い旅から帰還するほんのちょっと前だった気がします。暗黒に極薄の膜を広げてキラキラ輝く姿は優雅でもあり、孤独でもあり。ゆっくり旋回するイカロスの姿を眺めつつ、この映像を送ってくれているカメラの存在を強く感じたものでした。で、それがなぜ石元さんと関係あるの、という話です。関係はないです。イカロスの優雅な姿を眺め、t:eehが石元さんの写真を思い浮かべたという話です。いや、だってね。石元さんの写真の黒の深さがただごとではなく、帯にもあるように、black-blackness-darkness---(これは、カメラの詩人と...
日常の業務

受賞図書

10日(土)、東京国際ブックフェアでの造本装幀コンクール授賞式を控えて、ハシャイでいるMAUPです[審査委員奨励賞『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』]。今年は4月に『デザイン学』が竹尾賞をいただき、ああスポットライトがまぶしいわ〜という感覚ですが、MAUPも仲間に加えていただいている大学出版部協会の「受賞図書」にもご注目くださいませ。3月に大学出版部協会のデータベース構築が完了し、あわせてWebもリニューアルしました。まだ、修正・追加の途中ではありますが「受賞図書」「主題による書籍紹介」が整いました。リニューアルした途端、参加32大学出版部から、やんのやんのといわれ追加作業が増えていく...
MAUPのヒミツ

もっとルビを!?

「ボコやま、ボコやまぁ〜」いくら呼んでも凹山人から返事がない。「ボ・コ・や・ま!」後ろから本人の前に回りこんで呼んでみるが、キョトンとした顔の凹山人。もしかして・・・ハム「凹山人って書いて、なんて読むの?」凹山「おうさんじん、ですよ。他になんて読むんですか」ハム「ボ、ボコ、ボコやまびと!」凹山人は静かに怒っていたようだが、読めませんよねぇ。ルビ(ふりがな)が必要なとき、編集者は原稿に「要ルビ」と書いたりします。〈凹山人〉はぜったいに「要ルビ」だな。ルビを振るかどうか、これといった決まりはありません。初学者が読むのか、専門知識のある人に向けての本なのか、本ごとに著者と編集者が相談して、ルビを振る...
フェア情報

☆星に願いを…☆

最近たくさんフェアのお話いただいております。紀伊国屋書店では「学市学座フェア」というフェアが毎年あり、大阪•広島に続き、今度は福岡店で開催されます。その出荷準備はこんな感じでございます。東大生協(駒場書籍部)さんでも、『ムサビオリジナルグッズフェア』をしていただけることになりました。7/9〜8月末日の予定です。…もう7月ですねぇ。早い。7月といえば七夕☆ 最近いろんなところで、短冊にお願いごとを書いて笹に結ぶようなイベントスペースを見かけます。見つけると、とりあえず参加してしまいます…☆今まで、七夕の短冊に書いて願ったこと、3回叶ってます。(ほんとですっ!!)そのうちの二つはささやかな願いでし...
やめよう自慢

郷里自慢

私の郷里は山形。この季節山形といえば、サクランボ。ということで、出版局に送ってもらいました! みんな大喜び。私自身は幼少の頃より食べ飽きる程食べてきたもので、好きだけれどそれ程テンションはあがらないのですが(嫌みに聞こえるかしら? でも、事実だから……)、皆がよろこぶ姿を見ているとうれしくなります。出版局のみんなは、山形は果物がたくさん穫れていいわねぇとよく言ってくれるのですが、りんごなら青森や長野、ぶどうなら山梨と全国的により有名な産地があるため、一般的にはあまり認知されていないようです。でも、サクランボと秋のラ・フランスだけは間違いなく独壇場かな。いいぞ、山形。今日も、ちょっと郷土愛。(編...
日常の業務

あとは待つばかり

「大学院修了集」「通信卒制集」が、色校正も済みあとは納品を待つばかりになりました。今年は、自身の勝負に負けて(?)「大学院修了集」は、去年同様に6月内の納品には至らなかったのが残念ですが。でも、ま、ひと息つける状態に。そしてもうひとつ、あとは待つばかりというのが「iphone4」。でも予約番号は99番。いつ私のもとに届くことやら。[制作:呑猫]
ひとりごと

めぐみのひと雨

関東地方では朝方、夏らしい雨がザッと降りました。久しぶりに雨の音で目が覚めました。最近は、通勤途中で見るあじさいが、ドライフラワーになりかけていたので、このひと雨でなぜかほっとしました。雨の日は、気分が少し落ちますが、雨もたまには降らないと。この夏は虹がどれくらい見れるか、今から楽しみです。ほんとにひとり言ですみません…[総務:ピロイ]
イベントのお知らせ

ABC × MAU FASHION AS ART PROJECT 本と重なるとき

青山ブックセンター本店で、「本と重なるとき FASHIONASARTPROJECT」が開催されています。これは、武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科ファッションデザインコースの学生と青山ブックセンター本店のコラボ企画。店内では、石元泰博写真という思考フェアに続き、MAUPの本も沢山紹介していただいています。そのとなりにはムサビの教授、この企画のディレクションをされた津村耕佑先生たちのセレクションされたファッションからデザインなどの本も多く紹介されています。「本と重なるとき FASHIONASARTPROJECT」って一体なーに?という方に、つたないレポートですが、ご報告します。青山ブック...
やめよう自慢

台湾からのオファー

『デザイン学』の中国語繁体字版権はまだあいていますか?というメールが、見知らぬところから送られてきました。よーく読むと、台湾のエージェントからの問い合わせ。昨年秋にも同様の問い合わせが台湾からあったっけなぁ・・・あれっきりだなぁ・・・中国、韓国、台湾から、弊社の刊行物を翻訳したいというオファーが年に何回かあるのですが、実現にいたったのは『テキスタイル』韓国版の1点のみ。ムサビでテキスタイルを学んだ留学生が翻訳を申し出てくれたので、著者とのやりとりもとてもすみやかで、とんとん拍子に刊行にいたった幸運な本でした。上海にMAUP支局をつくる!という話も盛り上がったなぁ。なにが発端だったのか忘れちゃっ...
刊行・販売案内

エル・リシツキー

6月20日まで東京都庭園美術館でロトチェンコ+ステパーノワ「ロシア構成主義のまざなし」展が開かれていました。それにちなんでというわけではなく、造本装幀コンクールにちなんで2005年刊行の『エル・リシツキー 構成者のヴィジョン』(寺山祐策=編・デザイン)の紹介です。2006年第40回造本装幀コンクール審査員奨励賞を受賞しました。書影です。ちょっとこれではこの本の良さが伝わりにくいので、ぜひ書店で手にとってご覧ください。紙の質感と赤黒の配置、文字のウエイトと配置が素敵です。そしてさらに触感がいい。表紙はクロス装で、もうすぐ食べ頃の白桃のような手触りです。思わずなでなで愛でちゃいます。しかも裏表紙の...