刊行・販売案内

エル・リシツキー

6月20日まで東京都庭園美術館でロトチェンコ+ステパーノワ「ロシア構成主義のまざなし」展が開かれていました。それにちなんでというわけではなく、造本装幀コンクールにちなんで2005年刊行の『エル・リシツキー 構成者のヴィジョン』(寺山祐策=編・デザイン)の紹介です。2006年第40回造本装幀コンクール審査員奨励賞を受賞しました。書影です。ちょっとこれではこの本の良さが伝わりにくいので、ぜひ書店で手にとってご覧ください。紙の質感と赤黒の配置、文字のウエイトと配置が素敵です。そしてさらに触感がいい。表紙はクロス装で、もうすぐ食べ頃の白桃のような手触りです。思わずなでなで愛でちゃいます。しかも裏表紙の...
ネイチャリングスペシャル

子育て真っ最中

私自身もそうなのですが、出版局のあるムサビの吉祥寺校舎内でも子育て真っ最中の親が頑張ってます。それはスズメ。校舎の側面に固定された、ケーブル用のパイプを中継する金属製のボックスの中に巣があるようで、頻繁に親スズメが出入りしています。親が戻るとピーピー騒ぐ雛の声も聞こえてきます。毎日様子を見ているのですが、季節がら雨も多く、中まで濡れないかな?、晴れたら晴れたで、照りつけられて中は蒸し風呂なのでは?、と心配です。無事に巣立つ日まで頑張れ! 親スズメ。[編集:凹山人]
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6月なのに夏到来!?

少しずつ暑くなってきました。梅雨があければ、すぐに夏ですが、まだまだって感じですよね。けれども、「ケロT」取締役からいただいたソレは、夏の風物詩、スイカ。それも巨大!(40㎝×30㎝はあったかな?)たたくと音も抜群にいいんですよね。「ケロT」取締役はこれより「もっと大きいの食べたことがあるケロ」と仰っていましたが、私はこんな大きいのを食べたことがナイ。包丁入るのか?すると握力自慢の制作・呑猫が、手慣れた感じでサクサク切ってくれました。味は、まちがいない。ほんと美味でした!スイカを囲みながら、みんなで夏の思い出を語り合ったのでした。といいますか、塩を掛ける掛けないの論争になったのでした。しあわせ...
MAUPのヒミツ

オアシス

MAUPの美化計画が進み、緑が映える空間がお目見えしました。ちょっとした、オアシスをお披露目します。1番左は凹山人、ほかはハムコが所有者&お世話係です。ずっと青々と茂っていてね。[制作:呑猫]
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JKの声

JK…はい。女子高生です。ちなみに女子中学生はJCといいます。…ちょっと若ぶってみましたが。先週末、ムサビではオープンキャンパスがありました。毎年、出版局と世界堂合同で青空市場のようにお店を出しています。お客さんはやっぱり中高生が圧倒的に多い。だから少しでも工夫して、ディスプレイをかわいく見せたいのです。商品にカンバッジやマスコットをくっつけました。まぁ、こういう売り方、賛否いろいろあるだろうなぁ…「かわいい〜」「これも買えるのかな」と興味を持ってくれる子もいるけど、「ムダにかわいくするのやめてほしいんだけど…騙されるじゃん」って声も。ごもっとも!だって買ってほしいんだもん。ムダにかわいくもす...
吉祥寺♥

革命!

出版局には各人が行動予定を記入する予定表があります。先週からハムコの6月16日、つまり今日の欄には「革命である!!」の文字が記されておりました。革命? 何? 出版局で何事かが起こるのか? とお思いになるかもしれませんが、実は何のことはない今月吉祥寺に進出を果たした「居酒屋革命」で一杯やろうぜ! のサインなのでした。焼酎の代金は何杯飲もうがタダというこのお店。酒はタダでも肴の味や店の雰囲気はどうなの? そこはひとつ、行ってみるしかないだろうということ。ハムコ、呑猫、ずっちー。出版局が誇る酒席エーストリオが、終業時刻を今や遅しと待ち構えて迎えた定時18時。これからいざ革命!という様子を「革命前夜」...
ひとりごと

蹴鞠音痴

本日の新聞一面は、もちろんサッカー。 讀賣新聞「日本白星発進」 朝日新聞「日本白星奪取」 毎日新聞「本田1発日本快勝」朝日新聞は「ダッシュ」と「奪取」をかけているのか?日常では「奪取」という表現をほとんどみないので、目を引きました。いや、サッカーファンなら「〈奪取〉なんてよくある表記だよ」と答えるのかな。じつはハムコ、まったくのサッカー音痴。昨夜も11時からテレビにかじりつことなく、よい子の時間にお布団に入っていました。そういえば、いつぞやのワールドカップ日本戦の折りには、友人宅の犬と散歩に出かけており、小さなマンションの前で信号待ちをしていたら「うぉ〜〜〜〜!」という凄まじい雄叫びが?!思わ...
ひとりごと

はやぶさの帰還

はやぶさ帰還。といっても大気圏突入時に機体は燃え尽き、地球に帰還したのはカプセルのみ。朝日、毎日、読売、日経。今日のチェックできた新聞一面は全てはやぶさの記事でした...。人気ものなんだって聞いていたけれど、すごいな、はやぶさ。2003年に飛び立ち20億キロを旅して小惑星イトカワに着陸。トラブルに次ぐトラブルで、全行程60億キロを飛び終え、3年遅れで地球に帰還。あまりにもいろんなことがありすぎて、よくぞかえって来てくれたと、つい擬人化して思い入れてしまう人の気持ちもわかる。はやぶさが撮った最後の画像を見て、なんか、胸が熱くなったりして...。いろいろ思うが、書き出すときりがない。ここらで締めよ...
日常の業務

会いたかった!

本日の掘り出し物。この1カ月、行方不明だったノギスが見つかりました(写真下の大きいほう)。このノギス、束見本(刊行する書籍の用紙とページ数で製本した白い本)の背幅をはかるために用いています。かつてのボスから引き継いだ仕事道具のひとつ。ケースも年季がはいっています。仕事にないわけにはいかないし、ちゃんと探している時間もなくて間に合わせで購入したのが、写真の上のほう。「プロ使用の超ミニノギス<測定範囲70ミリ>」とあり、本当はこのサイズで充分間にあうのですが、やはり使い方を習って、ずっと使っていた、測定範囲150ミリの下のものでなければ。「会いたかったよ〜!」というご対面を果たせた1日でした。[制...
耳寄りなお話

造本装幀コンクール

昨年10月刊行の白石美雪著『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』が、このたび第44回造本装幀コンクールにて審査員奨励賞を受賞しました。撮れたての書影をご紹介します。凹山人撮影による『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』です。可愛いでしょう。しかも繊細。中央のタイトルがはいった帯の左端をよーく見ていただくとわかりますが、きのこ、が。ほんとか?と思った方は書店にてご確認ください。裏表紙では中央に、きのこ。ケージは無類の「きのこを愛する人」でもありました。各章扉、本文組も見てください。造本を手がけてくれたデザイナーの寺井恵司さんが、ユーモア、ア・シンメトリー、ノイズ、余白をテーマに、本全体で...