ひとりごと

まちの音

秋が来たら、とつぜん外の音が聞こえてくるようになった。空調を切って、窓をあけているから外の音が飛び込んでる。MAUPはムサビ吉祥寺校の2階。この吉祥寺校は通信教育課程が中心なので学生の声でにぎわうのはスクーリングのときのみ。周囲は閑静な住宅街である。 ニガテなのはピーぷー 笛を鳴らして口上を述べる豆腐屋。純朴さを装っているが、じつは巨大なチェーン展開しているらしいこの豆腐屋、高い割にうまくないぞ。いかにも郷愁を誘う ピーぷー だまされてなるものか・・・という気持になってくる。 夕方、補助輪をガタガタいわせてとおりすぎる自転車。子どもは急いでいる。小さな自転車を大急ぎでこいでいる。自分でもガタガ...
いぬ・ねこ・かえる

コスモス迷路という

人でなしの残暑もやっと終わり、人騒がせな台風もやっと去り、やっとのことで、ようやく秋らしい気候になったような気がします。11月なんですけどね。そこで秋二題。コスモスとどんぐりです。季節はずれの桜に続いて、花と実の話。まずはコスモス。コスモス迷路という。ダサイんだかお洒落なんだか、今ひとつ釈然としないネーミングです。奈良の安倍文殊院の季節限定の迷路です。背丈より高いコスモスが迷路の壁代わりです。その中を歩いて往ったり来たりしつつ出口に向かうと。非現実的でした。一瞬小さな女の子(だはは)に戻ったような心許なさとふわふわ感と。ふわふわしながらたどり着いた出口には、年老いた親類のおじさんが待っていてく...
ひとりごと

季節はずれのサクラ

香りに悩む呑猫です。というのも、自他ともに認める「限定」好きが災いして……。自宅のトイレの芳香剤、これも「季節限定」に踊らされて、春先に購入した「さくら」の香りがスタンバイしています。今、桜の香りっていうのもね……。う〜ん、でも10月にサクラ咲いていたしなあ(下記、画像ご参照ください)。2週間考えてみましたが、結局「さくら」の香りは次回持ち越し。我が家のトイレは、この週末「<季節限定>ウィンターフルーツ」の香りになりました。10月9日(土)偕楽園で撮影した二季咲き桜。吉田秀和賞贈呈式の前に訪れてパシャリ。携帯電話のカメラでうまく撮れてませんが、ご参考までに……。[制作:呑猫]
日常の業務

はじめてのおつかい

先日、埼玉県内にある某デパート8階にある書店にふらりと寄ったところ、 「しおりが不足しております。ご入り用の方は  お申し付けください」と手書きの紙が貼ってあった。翌日、営業ズッチ☆に相談。ジョン・ケージのしおりをハムコが届けることになった。営業「代行」である。編集者が書店に「営業」に行く、あるいは担当した本を書店でプレゼンするような機会はまったくない。大学出版部協会の研修で、書店に御挨拶に行くことはあるが、よく考えてみると、ひとりで「営業」に行くのは初めてだ。書店員さんと編集者は、ほとんど接することがないのだが、ジュンク堂新宿店の「建築関係書籍担当者様」宛にハムコはファンレターを書いたことが...
ひとりごと

2010年10月28日

寒い! 今日は本当に寒い。もう冬?何ですかこの急な展開は。今年は、丁度いい秋の日和ってものがないまま冬になってしまうのかしら。週間天気予報によると、今日が特別寒い一日のようではありますが、この夏の猛暑、だらだら続いた残暑という異常気象の流れからすると、気持ちのいい季節はやってこない可能性が高いような気がします。某TVCMでは暑い寒いだけで一年が終わるなんてジョーダンではない、と謳ってはいますが……。京都に行くしかないのかなぁ。私事。そんな冷たい雨が降る今日は、うちの息子の2歳の誕生日。産まれてからこれまで、親を不安にさせるような病気ひとつせず元気にここまで育ってくれたことに只々感謝。これからも...
日常の業務

図書目録のこと

いまは10月下旬、来年の図書目録の制作を計画すべき時期です。図書目録は主に営業担当者が活用するので、私と制作担当の呑猫と一緒に企画・進行していきます。表紙の絵は、社内で話し合って、毎年決めています。これまで武蔵野美術大学関係者の皆様の作品を掲載させていていただいています。先生かたのご厚意によって成り立っている訳ですが、ムサビ出版局ならでは!の、目録になっているかと自負しています。今年2010年の目録の表紙は油絵学科教授の柳澤紀子先生の作品を載せて戴きました。繊細なエッチングを生かすために白い、さわやかな目録になりました。あまり意識しませんが、ハダカの女性が描かれているのですよ!私は先生の描く、...
刊行・販売案内

予告!「学生手帳2011」販売

ショップではカレンダーや手帳の販売が始まりましたね。MAUPでは昨年に続いて「学生手帳」(4月スタートの手帳です)を販売することになりました。店頭でどれにしようか迷っている方、「学生手帳」も検討してくださいませ。「学生手帳」のもう少し詳しい内容は、12月にMAUPのWEBで案内する予定です。校友会の皆さまには、12月初旬頃にお手元に届くチラシでご案内します。ご期待ください![制作:呑猫]
イベントのお知らせ

ミュージアムとデジタル

文化財の保存と公開という高尚なお話だ。平城京遷都1300年を記念して、いま奈良ではいろんな催しがあります。たとえばですが、日本三大文殊菩薩として有名な安倍文殊院の獅子に跨った文殊菩薩は、800年に一度の修理のため、獅子からおりて仮の台座に腰掛けてらっしゃる。ちょっと所在ないような、お茶目なような。この文殊さま、色男であります。ま、それはいいんですが、保存と公開はむつかしいよね、といつも思うわけです。そんなところへ、デジタル技術を結集して保存と公開を考えようというシンポジウムのお知らせが届きました。11月5日金曜日13時から17時まで、有楽町の朝日ホール(有楽町マリオン11階)で、「進化するミュ...
日常の業務

いざ年末へ

もう気分が年末なのは私だけでしょうか…2011年へのカウントダウンが…始まってる…急がなきゃいけないことと、焦らなくてもいいことと…いろいろありますよね。去年の年末は、どこも同じだと思いますが、棚卸しの為、1冊でも数え間違えてはいけないと、神経を張りつめて、なんだかやたらとピリピリバタバタしてしまった気がするので、今年はひとつひとつ、落ち着いて、冷静に…つい先日、熱いお茶をおもいっきり膝にこぼしてしまって…「熱い〜っ!!!」あぁ、私って、熱いお茶がこぼれないと、我に返れないんだわ…なんだか情けない気持ちになりました。ムダに焦ったら、今日のブログ、読み返してみます。とりあえず熱いお茶を飲んで落ち...
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フェア前情報!&千代田図書館情報

[東京堂書店・大学出版部協会全点フェア]東京堂書店神田本店で、11月と12月の2ヶ月間、MAUPの書籍が全点ならびます。またMAUグッズも多数出品する予定です。これは大学出版部協会の合同フェアで、MAUPの他に玉川大学出版部、産業能率大学出版部、聖徳大学出版会、弘前大学出版会の5つの出版部で行います。私はこのフェアの看板作りに翻弄中です!正式な情報は後日アップしますので、それまでのお問い合わせはMAUPまでどうぞ。(11月末まで東京電機大学出版局と東京農業大学出版会が開催中です)そして、大学出版部協会の仲間であり、いつもお世話になっている法政大学出版局の本《ものと人間の文化史》シリーズが150...