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0号館
0号館…もう4年ほど前だったかに取り壊されてしまいましたが、出版局の倉庫として借りていた、木造二階建ての雰囲気ありすぎの建物がありました。昔、どこかの女子寮だったと聞きました。ちょっと回想しながら書いてみます。まず、赤さびだらけの鉄の門にかかっている細い針金を取り、ギィィィ…っと音をさせてそれを開けます。うっそうと茂る雑草をわさわさと3歩またいで入口のドア前へ。絶対一回じゃ開かない噛み合わせの悪い鍵を開けて中へ。真っ暗闇に光を入れます。この時ばかりはいつも’まっくろくろすけ’を見たいと願うのですが、もう純粋な心ではないのでしょう…見れたことはありませんでした。「えいっ!」って入ってしまえば平気...