
第20回吉田秀和賞 受賞!!!
素晴らしい吉報が届きました。白石美雪著『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』が第20回吉田秀和賞を受賞しました。祝!祝!祝!吉田秀和賞は優れた芸術評論を発表した人に対して贈られ、芸術文化を振興することを目的とした賞です。たいへん名誉な賞で、一報が届いてからあたふたあたふた、じっくりと喜びに浸る余裕もありません。この本を読めば、ジョン・ケージがユーモアに溢れ、愛嬌のある人であり、音楽に対して常に真摯であり、深く愛した人であったことがわかります。いただいた選評を転載します。ジョン・ケージは何よりもまず「行為者として音楽」へと向かった音楽家だった。この視点から、著者はケージの風変わりな作品を精査...