日常の業務

きたるべき…

きたるべき、というか、来ているはずの春がなかなか実感できない毎日です。今日も気温10度に達せず。冷たい雨の中、鷹の台にある武蔵野美術大学美術館・図書館へ行ってきました。美術館・図書館は、美術関連の資料、図録、書籍の充実は当然のこと、雑誌のバックナンバーもとても充実しています。探していたのは京都服飾文化研究財団発行の『Dresstudy』35号(1999年春号)で、空間デザイン学科の津村耕佑先生のインタヴュー記事「来るべき未来のマザー」(くるべき、じゃなくて、きたるべき、と読んでください)が掲載されています。1998年に発表、2000年の第7回ヴェネツィアビエンナーレ建築展の日本館にも展示された...
いぬ・ねこ・かえる

図書館散歩

週末の東京は、曇天と雨。それでも桜散歩にでた。お鷹の道から武蔵国分寺公園へ。あっちに桜、こっちにも桜が・・・と追いかけていたら、都立多摩図書館の前に出た。そうだった、1月末にオープン。雑誌と子ども向けの図書が専門で、もちろん業界紙まで揃っている「使える」図書館なのだが、ムサビのゆったりした図書館に慣れているせいか、什器のせいなのか、とても狭く感じる。しかし、つぎからつぎへと知らない雑誌を手にするのはとても楽しい。散歩の途中に立ち寄るには、絶好のロケーションだ。と、満足して帰宅してから「しまった!」どうして『詩とメルヘン』のバックナンバーを見てこなかったんだよぅ。先日、スズキコージさんの『ドーム...
武蔵野美術大学♥

平成28年度 武蔵野美術大学 造形学部卒業制作・大学院修了制作優秀作品展[4/29まで]

現在、武蔵野美術大学では、「平成28年度武蔵野美術大学造形学部卒業制作・大学院修了制作優秀作品展」が開催しています。私も本日、打合せで鷹の台校へ行き(出版局があるのは吉祥寺校)上記の展覧会を観てまいりましたが、さすが優秀作品展だけあって、どれも力作で目を奪われました。作品から立ち上がる作者の若いエネルギーと情熱が伝わってきます。打合せもうまく行き、構内にあるサクラも清々しく、気持ちのいい日になりました。皆さまも、春の玉川上水を散歩しながら、サクラ満開の武蔵野美術大学(鷹の台キャンパス)まで、ぜひお立ち寄りくださいね!会 期|2017年4月4日(火)-4月29日(土・祝)休館日|日曜日時 間|1...
ひとりごと

おめでとう

今日の東京地方、風がやや強いものの、よい天気で気温も高くなりそうです。そんななか、今日が入学式の小学校が多い様子。出勤の途中でも、大きなランドセルを背負った新1年生が、ご家族と学校へ向かう姿が見られました。たまたま通りかかった年配のご婦人が、すれ違いざまに「あら1年生ね〜。おめでとう〜」と声をかけて行かれました。すかさずご家族が「ありがとうございます」。主役の男の子はわかっていないみたい。声をかけられたご家族が「こういうのうれしいね」と言っているのが聞こえました。なんかいいですね。私も心のなかで「おめでとう」。2年前の新1年生、わが家のエイト坊主も、今日が始業式。早いもので、3年生になりました...
刊行・販売案内

「図書目録2017」できあがりました

年度末の3月31日に「図書目録2017」ができあがりました!本学の先生方の作品を表紙にさせていただいていますが、2017年版は板東孝明先生の12mGeodesicSphere「ジオデシックLED球」。年度末に刊行することで、2017年3月の最新刊も網羅しております。ご希望の方にお送りします。本webのバナー「図書目録謹呈」からたどっていただけると、メールで申込しやすいです。またコチラの「information」頁には、図書目録をダウンロードできるようにpdfをご用意。さらに、稼働している全書目が一覧に見渡せる「注文書」もダウンロードできます。本webの「書店のみなさまへ」<「注文書」とたどって...
刊行・販売案内

新学習指導要領と大学のテキスト

 3月31日に幼稚園教育要領や小学校と中学校の学習指導要領の全部改正が文部科学省より官報で告示された。戦後しばらくは、学習指導要領は文部省から書籍のスタイルで発表されたので、現在でも「改訂」や「改定」とマスコミや現場も言うのだが、本当は法令と同じく政府の新聞『官報』に文部科学大臣告示として公示するので、「改正」が正しい。今回はほぼ10年に一度の要領全体にわたる大幅な「全部改正」である。 この全部改正は本文の文言や構成もかわるので、教員になるために学生が学ぶテキストも、改正が必要になってくる。もちろん、内容やそれにもとづく学校教育現場の実践が変化するのだから、学校現場とともに、大学の教員養成現場...
いぬ・ねこ・かえる

『ドームがたり』から『現代アート10講』まで

アーサー・ビナード作、スズキコージ画『ドームがたり』は玉川大学出版部から刊行されたばかりの絵本だ。主人公「ぼく」は、広島の原爆ドーム。チェコ人の建築家によって1915年に竣工した「ぼく」こと広島県物産陳列館は、じつにハイカラな建物で、当初は美術館・博物館のような役割も果たしていた。たいへんな賑わいで、「ぼく」の口調も得意気だ。しかし戦争が激化すると官公庁の事務所となり、ついには1945年の閃光によって廃墟と化す。「ぼく」は痛みと、悲しみと、無念を語りつづける。やがてスズメや、アオサギや、ミミズがまた少しずつ「ぼく」に寄り添うようになる。そういうお話だ。「ぼく」は、どうして死ななかったの?みんな...
刊行・販売案内

『現代アート10講』全国書店で発売中![書店探訪編]

2017年3月中旬に刊行しました『現代アート10講』田中正之編は、全国の書店で販売しております。店頭にない場合は、お取り寄せできます。↓の写真は、ごく一部の書店様です。ほかにも沢山の書店様でお取り扱いいただいています。ご紹介できずにすみません!白い装幀が目を惹きます。(ジャケットデザインは、寺井恵司さんです!)↑よく見ると、『ホスピタルギャラリー』も並んでいます!『現代アート10講』のまわりに置かれている本がそれぞれ違っていて、各書店の特色が出ています。これがあるからリアル書店は楽しいんですよね。*書店様の許可をいただいて撮影していますまた著者の橋本梓先生が研究員をしている国立国際美術館ミュー...
ひとりごと

絶対一致が原則

2、3年前のこと。お正月、帰省して東京に戻る際、1月3日か4日の朝の8時台、実家から最寄りの上越線新幹線の駅で「自由席かなり空いているのに、指定席結構埋まっているなあ。みんなリッチ? 心配性?」などとホームに入る新幹線を観察し乗り込むと……自由席車両は東京駅まで、ほかに誰もいない! という驚きの体験がありました。なんてことはない、JR東日本の「えきねっと」というサービスを多くの人が知っていて利用していたのでしょう。WEBで予約+もろもろ条件をクリアすると、料金は「新幹線の特急券自由席+乗車券 > 新幹線特急券指定席+乗車券」になるのでした。 似たようなサービスは以前にもあったけれど、私が利用す...
イベントのお知らせ

展覧会情報

前回の担当ブログで、4月4日のムサビ入学式に桜は残っていないだろうと書きましたが、その後も東京地方はあまり気温が上がらず、桜の開花も足踏み状態。入学式に桜が見られる可能性が俄然高くなってきました。そんな中、引き続き開催されているのが、山崎博先生の展覧会。総合開館20周年記念「山崎博計画と偶然」日程:2017年3月7日(火)~2017年5月10日(水)時間:10:00-18:00 *木・金は20:00まで場所:東京都写真美術館2階展示室(東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内)東京都写真美術館サイト→こちら弊社twitterですでにご紹介済ですが、ちょうど桜の話題とともに、人気ブロ...